7. 最重要「赤ちゃんを最優先に」

東京ディズニーリゾートに限らず、妊娠中の旅行には注意が必要です。

妊娠中に、安心して旅行に行ける時期はあるでしょうか。

妊娠初期は流産しやすく、後期は早産、安定期と呼ばれる中期も安全ではありません。

経産婦の方から「お腹から出てくる前のほうが楽」「上の子がいたらそんなこといっていられない」という話を伺いますが、無理はせず、何よりも大切なことは何かを考えて、行動することが大切ではないでしょうか。

また、妊婦特有の身体を理解しておくと、若干ですがリスクを減少できるでしょう。

■妊婦は血栓ができやすい
対策:長時間同じ姿勢を取らないようにする…等

■バランス感覚・反射神経が鈍るため転倒しやすい
対策:激しい運動・突発的な行動をしない…等

■疲れやすい
対策:長時間動かない、こまめに休憩、腹部の張りなど異常を感じたらすぐに帰宅する…等

滞在時に最も注意しなければいけないことは衝突です。

列の流れに逆らわないこと、急に進行方向を変えないこと、また、それらを行う人、走っている人(禁止事項ですが存在します)はくれぐれもご注意ください。

これらのことは、東京ディズニーリゾート内よりも、来園するまでの道のり(駅など)のほうが出会う確率が高いかもしれません。

妊娠中の症状は、個人差も大きいです。

旅行に行く前には、主治医に相談! 予定ありきにならないよう、体調と相談して外出することをおすすめします。

そして、今回の記事で1番のおすすめは旅行をしないことです。

たった1年我慢すれば、赤ちゃんは外に出てきて死のリスクが減少します。
たった3年我慢すれば、成長した子どもと一緒に園内を歩くことができるでしょう。
たった10年我慢すれば、子どもと一緒に絶叫マシンに乗ることができるでしょう。
たった20年我慢すれば、またパートナーと2人ででかけることができるでしょう。

私は妊娠中にたびたび東京ディズニーリゾートに遊びに行きましたが、たまたまトラブルに巻き込まれなかっただけに過ぎません。

様々な事情、今しかできないこともたくさんあるかと思いますが、妊娠中の旅行はどんなトラブルが起きても後悔しないよう覚悟をする必要があるように思います。

東京ディズニーリゾートに限らず、人の多い不慣れな場所にお出かけを検討をされている妊婦の方、くれぐれもご無理などなさらないよう、ご自愛ください。

※2017年11月現在の情報です。
※「イッツ・ア・スモールワールド」は2017年11月現在休止中、2018年4月15日再オープン予定です。

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