制作に1年を費やしたという3rdアルバム『Driving to the highway』を引っさげた同ツアー。「これまでのスタイルとは違ったものを、いろいろと見せたい」という思いからチャレンジしたというヒップホップナンバー『Gold Digger』や『I'm so ghetto』、ロック・テイストの『Getting over』など、幅広いジャンルで構成された収録曲全曲をぜいたくに披露。
TEAM Hの持ち味であるエレクトロ・ダンス・ミュージックを中心としたアップリフティングな楽曲を次々とたたみかけ、観客の心をわしづかみに。また、本人たちもDJブースが2台置かれたセンターステージで、色とりどりの鮮やかなサウンドを鳴らしながらノリノリ。
チャン・グンソクは、ひとたび客席に下りるとアリーナ席のファンにスモークガンをふきかけたり、水鉄砲で攻撃したりと、ヤンチャぶりも健在。一度ステージからはけると、バックステージ中継が始まり、お着替えショットをチラみせしたりするうれしい演出もあった。
ツアータイトルにもなっている『Raining on the dance floor』のステージでは、8つの噴水に囲まれながらセクシーに歌い上げる“水もしたたるいい男”グンソクの姿に会場中がうっとり。アコースティックバージョンの『Driving to the highway』では、「この曲はみんなと歌いたい」と煽るグンソクとその気持ちに答えるファンが、息ぴったりのハーモニーを奏で、美しい大合唱が会場中に響き渡たる感動の瞬間となった。