様々な原作キャラクターを忠実に表現!

かなりクセのある2次元のキャラクターたちを現実の役者が演じるってどうなるんだろう、と少し不安もありつつ開演。まずは主人公・苗木役の本郷奏多が登場。数々の漫画原作の作品に出演してきた彼。目の前の状況に苦悩する表情、それでも希望を捨てずに前を向き、みんなを励ますその姿は、完璧に“苗木くん”です。

 

そして、いつも冷静沈着なイケメン御曹司・十神白夜役の小澤亮太や、大和田紋土役の八神蓮、石丸清多夏役の高木万平など、原作から飛び出してきたような登場人物たち。クールで難しい霧切響子も岡本玲が見事に演じきっており、原作の世界観そのまま。

特に2重人格で表情や言動が豹変する・腐川冬子役の大沢ひかるや、キーパーソンとなる江ノ島盾子役の神田沙也加のキャラクター再現度が素晴らしく、原作を知っていても違和感ゼロ!

『ダンガンロンパ』は追い詰められた精神状態の中、つちかわれていく仲間意識や友情といった点もストーリーのポイント。大和田と石丸の、最初はいがみ合っていた2人の“兄弟”と呼び合う熱い友情シーンも健在。ステージでは爽やかな笑顔と肉体美も披露していました。他にも朝日奈や大神、十神や腐川など、原作でも登場するさまざまな人間模様が舞台版でも描かれています。