女性は染色体レベルで強い!?

私たちの性別は、染色体によって決定されます。性別を決める染色体には「X染色体」と「Y染色体」という2つの染色体が存在します。
X染色体を2本持つと「女性」になります。=XX
X染色体とY染色体を1本ずつ持つと「男性」になります。=XY

普通、染色体とは2個同じものが対になっています。しかし男性の場合、「X」と「Y」という違う染色体が組み合わさったものなので、どちらか片方に異常があった場合、補完ができないために弱いのです。

実際、流産する受精卵は男の子の遺伝子が多いといわれています。また、女の子と男の子の出生比率は、10対13です。一説では、男の子のほうが病気などで命を落とす確率が高いため、男の子のほうが多く生まれるといわれています。

しかし、現代医学は日々発展を遂げ、乳幼児期の死亡率も低下してきており、明らかな男女差を感じなくなってきたのが現状です。
 

結論:男の子と女の子、身体の弱さについて“現代社会での”性差はない

結論から言うと、現代社会では「男の子の方が身体が弱い」明らかな性差は認められません。

親御さんも、「男の子は体が弱いから、外出や人との接触は出来るだけ避けよう」などと考えず、あまり神経質にならない事が大切です。早い段階から外に出して、たくさんの人に触れる中で、自然に免疫力や抵抗力は高まっていきます。

また、毎日の食事は、野菜や魚などビタミン、ミネラル、たんぱく質をバランス良く食べ、成長ホルモンが分泌する夜8時から9時の早い時間にきちんと就寝することで、免疫力は上がります。

性別以上に大切なことは、毎日の生活習慣です。規則正しい健康的な生活を心掛けることによって、結果的に、風邪などに対する抵抗力が出来上がり、強く丈夫なお子さんに育つことでしょう。

男の子をお持ちのお母様は、あまり心配をなさらないようにしましょうね。