トイレに行きたくなったとき

授業中トイレに行きたくなったとき、小便なら我慢できますが、お腹が痛くなり大便がしたくなったら?「先生、トイレに行ってもいいですか?」と言い出すのはなかなか勇気がいることです。

けれども、これを言わず我慢していたら?「授業中、うんこをもらす」という大失態になるのです。のちのちずっと「授業中、うんこを漏らしたヤツ」と陰で言われてしまうことにもなり兼ねません。

大便SOSを出すのは勇気がいることなので、これを察する感度の良いアンテナを持っている担任ならば良いのですが、そういうことに気がつかない先生も実際にいます。

ですから、これを自ら、訴える勇気が大切になってきます。

いじめに遭ったとき

もしいじめに遭ったとき、親に状況を訴えたり、担任の先生にそのことを話せたりすると、「あいつを苛めるとチクる」となり、ターゲットになりにくいとも言われています。そういった意味でも発信できることは大切ですね。

家庭では

子どもが3歳を過ぎているのに「おしっこをもらしたら大変!」と考え、まだ本人がそんなに行きたくもないのに、親が時間時間で計算して「ほら、そろそろトイレ行って来たら」と“まるでオムツを取ろうとしていたトイレトレーニングの2歳児時代”にように先回りするのは、ちょっと過保護です。

また、子ども自身も「おしっこを漏らしたら大変」とトイレのことで頭が一杯になる“トイレトラウマ”に陥ってしまう危険もあります。

特に大便を失敗したら怒られることが続くことで、便を我慢し、酷い便秘になってしまう(遺糞症)こともありますので要注意ですよ。

3歳過ぎたら自分の意思でトイレには行かせるようにしましょう。

  “子育ての目的は自立”とよく言われますが、まだ幼児や小学校低学年に自分の身の回りのことを全てさせることは出来ませんよね。

でも「自分がこうしたい」と思ったとき、親の助けがなくても他人に意思をきちんと伝えられる、そんな練習こそ、自立に向けての近道なのです。過度な口出しは控えたほうがよさそうですね。