真夏のキャンプ場で自由奔放に遊ぶ

免疫力以外にも見て取れる、野遊びのメリット

また、蛇足ではありますが、単に免疫力が高いだけでなく、身体的にもとても頑強です。

たとえば、暑さへの適応。2018年の猛暑でも、炎天下のキャンプ場で、熱中症になることなく、縦横無尽に遊び回っていました。しっかり発汗し、着用している高機能アウトドアウェアが汗を揮発させるため、体温調節ができている様が見て取れました。

あるいは、日焼け止めを一切使いませんが、日焼けで赤くなったり、皮がむけたりすることもありません。野外で過ごす時間が長いので、自然とメラニン色素が皮膚を保護する耐性を整えているのでしょう。

このように、誰しもが本来持っている身体の自律調整機能が、しっかりと引き出されている様子が、よくわかります。

健康にはメンタル面も重要?

野遊びの多さ以外では、メンタル面の影響が大きいだろう、と分析しています。

大人でも、ストレスの多い生活が続けば、体調を崩します。子どもらしく、のびのびと過ごせる環境は、とても大切です。

もちろんこれは、健康面を意識してのものというより、教育方針によるところが大です。

1. 勉強や習い事は、本人の意欲を最優先に

我が家では、勉強や習い事は、「子ども自身に意欲があるかどうか」で、すべてを決定しています。親が勝手に「あなたの将来にはこれが必要だから」と決めるのではなく、本人の意志で選択させています。

2つ理由があり、1つは自主性や自立心を育むため、もう1つは、学習効果を最大化するためです。

後者について補足すると、嫌々ながらやることは上達が遅い、という致命的なデメリットがあります。逆に「やりたい!」という意欲に満ち溢れているとき、子どもは飛躍的な成長を見せます。

ですので、習い事が嫌になったり、飽きたりしてしまった場合、惰性で続けさせるのではなく、即座に退会させています。

また、いったん退会したのち、「やっぱりやりたい」となれば、再開することもあります。興味深いのは、再開した習い事は、熱心に通いますし、上達も早い事実です。

このように、親として、熱中できる環境を常に用意できるよう意識しているので、子どもたちがストレスに晒されるケースは、稀です。