殿堂入りマイスター自ら調理!
ソーセージ作りも終わったころ「それじゃあ試食しましょうか」と杉山さんから嬉しい申し出が。
やった! ありがとうございます!(こんなチャンス、滅多にないぞ)
先ほどお手伝いしたデペリチィナーチョリソーを焼いてもらおう。
仕込み用のガス台(ゴトク)を使って炒める。
―炒める派と茹でる派がありますけど、どっちが正解なんでしょう?
「焼く、炒めるタイプは“ブラートヴルスト”で、茹でるのは“ブリュートヴルスト”って言うんですね。よく市販されているソーセージは焼くと皮が破けて脂が出てしまうんで、茹でる方がいいですよ」
そうだったんだ!
(ちなみにメッゲライ・スギヤマは伝統のあるオールドスタイルで作られた加工食品なので、焼いて食べると美味しいタイプ)
ソーセージは油は敷かず強火で。
ソーセージから脂が出るので決してフライパンに油を入れないこと。余分な油を吸ってしまう。そして強火。焦げ目は結構なくらいに付ける。その後、弱火に。
焼き上がり。こんなに脂がでる。そしてその脂を上からかける
この焼き色が完成。すっごく美味しそう!
パクリと。美味し!
熱々で肉味が口いっぱい。噛むと、あれ? 牛肉? って思うほど主張してくる肉。これは杉山さんの施した熟成のおかげ。辛みのカイエンペッパーは尖り過ぎない。これ以上だと肉の味がボヤけるし、少ないと物足りない。絶妙なバランス。そして上がけした脂(旨味)が全体を包む。脂は捨てずにかけるべき、絶対!
関連記事