「あの名シーン」や「推しのゆかりの地」を地図上で一気に見える化。マンガ、映画、キャンプ地などジャンルを超えたスポット掲載で、宮崎県全域の回遊性を高め、ファンと地域を繋ぐ新たなプラットフォームへ。




 宮崎県は、県独自の地理情報システム「ひなたGIS」において、マンガ・アニメ・ドラマ・映画・スポーツ・有名人など、あらゆるジャンルのゆかりの地を可視化した「推し活スポット表示機能」を公開いたします。
 この企画は、高校生や民間企業の社員、大学生などからの提案をきっかけに生まれたものです。
 そのきっかけの一つは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)のフィールドワークで県庁を訪れた宮崎県立宮崎西高校の生徒からの「好きな作品の聖地を、ジャンルを問わず一斉に確認したい」という提案でした。また、県庁デジタル推進課が主催した、民間企業や大学生らが参加した「ハッカソンイベント」においても、同様の「地図を活用した聖地巡礼の利便性向上」を求めるアイデアが寄せられました。
 若者たちからの「ジャンルの壁を超えて、宮崎の魅力を網羅的に知りたい」という思いを実現するため、デジタル推進課と観光推進課が連携し、今回のジャンル横断型の推し活マップを実現しました。
 県では、これを契機として、スポーツキャンプやアニメの舞台など、既存のファン層の枠を超えた周遊を促し、県内観光の活性化と新たな関係人口の創出を目指します。

1. 高校生の熱意が県を動かした。プロジェクト発足の背景

 今回の企画の起点となったのは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている宮崎県立宮崎西高校の生徒たちによるフィールドワークでした。デジタル推進課を訪れた彼らから提案されたのは、デジタル技術を使って「もっと自分たちの世代がワクワクする宮崎」を作るアイデア。「SNSで聖地を調べるのは大変」「ジャンルが違うと情報がバラバラ」という実体験に基づいた切実な課題が示されました。
 さらに、この企画実現を後押ししたのは、2025年の夏に開催された県主催の「ハッカソン」での提案です。民間企業職員や大学生、若手県職員が集まり、地域の課題解決を競うこのイベントにおいても、参加者から「地図情報を活用して宮崎の聖地を網羅し、観光の回遊性を高めるべきだ」という具体的な提案がなされました。

「若い世代の純粋な感性」と「クリエイターの専門的な視点」。
 上記のとおり、「ジャンルを横断した聖地マップ」を求める声が重なり、県はデジタル推進課と観光推進課がタッグを組みました。県職員や各地の観光協会へスポット情報の提供を広く呼びかけ、集まった情報を「ひなたGIS」へ集約。若者のアイデアをまずは形にすることを優先し、スピード感を持って今回の公開へと繋げました。

2. 「ひなたGIS」で実現する、ジャンルレスな聖地巡礼体験

 「ひなたGIS」は、誰でもブラウザ上で高度な地図情報を閲覧できる宮崎県独自のシステムです。今回追加された「推し活ポイント」レイヤーをオンにすることで、多岐にわたるジャンルが地図上に一斉に表示されます。
【掲載ジャンルの例】






3. 「ついで寄り」が観光を変える。ジャンル横断の狙い

 これまでの聖地巡礼は「点」の観光になりがちでした。しかし、このマップでは異なるジャンルのスポットが同じ画面上に並びます。
- 相乗効果の創出: プロ野球のキャンプを見に来たファンが、すぐ近くにある「あのアニメのモデル地」に気づき、足を運ぶ。
- 周遊の動機付け: noteやSNSで断片化していた情報を集約することで、「ここにも寄ってみよう」という回遊行動を自然に促します。
- 未知の魅力の発見: 自分の「推し」以外のジャンルにも触れるきっかけを作り、宮崎県の多様な魅力を多角的に伝えます。

4. 宮崎県独自のGISサービス「ひなたGIS」とは

 「ひなたGIS」は、宮崎県が提供するオープンな地理情報システムです。
- インストール不要: スマートフォンやPCのブラウザから誰でもすぐにアクセス可能。
- 多機能かつ柔軟: 古地図から統計データまで重ね合わせることができ、新しいアイデアを「レイヤー」として柔軟に追加できるのが強みです。
- 「楽しみ」の先に広がる防災への関心: ひなたGISには、南海トラフ巨大地震等の津波浸水想定といった重要な防災情報も集約されています。日常的に「推し活スポット」を探す中で、その場所の地形やリスク情報にも自然に触れていただくことで、大切な場所や地域を守るための防災意識を無理なく育むきっかけとなることを目指しています。
- 有事への備え: 普段からお気に入りのスポット探しで地図に親しんでいただくことで、万が一の災害時にも、戸惑うことなくスムーズに避難情報や地形情報を確認できる「安心のツール」へと進化します。


5. 今後の展開

 今回の公開はスタート地点に過ぎません。今後は、利用者のフィードバックを受けながらスポット情報の拡充を行うとともに、特定のテーマに沿った「推し活モデルコース」の提案なども検討しています。宮崎県は、デジタル技術を活用して、訪れるたびに新しい発見がある「推し活の聖地」を目指します。

■ 「ひなたGIS」推し活スポット表示機能へのアクセス
 本機能は、以下のURLまたは二次元コードより、お手持ちのスマートフォンやPCからすぐにご利用いただけます。
【URL】
https://hgis.pref.miyazaki.lg.jp/hinata/hinata.html#Y6luxRuR3ish
【二次元コード】





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