<1:対象年齢>
シッターは、1歳~12歳の子供を対象しているのに対し、「ドゥーラ」が対象としているのは小学校に入学する前の子供です。「出産前、出産後のママとして一番大変な時期を支えたい」ということで、対象年齢を絞っているそう。
出産直後は体もしんどいため、なかなか外に出にくく、人と会うのが少なくなってしまう時期。そんな時にサポートしてくれるベビーシッターやドゥーラは、ママにとって欠かせない存在と言えるかもしれません。
<2:サポート内容>
身の回りの世話や送迎、室内・屋外でのシッティング、簡単な家事等をこなす、ベビーシッター。基本的には、両親の不在時や世話が出来ない時に利用するものです。
それに比べて、ドゥーラは子供の世話や家事のサポートもさることながら、ママとの会話に重きを置いているそう。そのため、基本的には両親の在宅時に利用するものなのです。
サポートも出産前のスケジュール調整や食事指導、出産に夫がどう関わっていくかを指導したり、出産に動向までしてくれたりも! 出産後も分からないことを教えてくれたりと、「近所の先輩ママ」的存在として関わってくれるのです。
そのため、ドゥーラの資格を取得する条件には“子育て経験のある女性”が含まれているんだとか。自身も同じ悩みを抱えたことがあるからこそ、対応できるということでしょう。
<3:料金>
ベビーシッターの料金相場は、2時間で4000円〜6000円。ドゥーラの料金相場も、ほぼ同じくらいになります。シッターも、ドゥーラも同じで、サポート内容や拘束時間によって料金は変動する仕組み。「今の自分になにが必要か」を見極めて、使い分けるのも手かもしれません。
ママのサポートだけでなく、産後のキャリアまで後押し!?
先ほども書いたように、ドゥーラは子育て中のママにとって“よき相談相手”であり、“よき先輩”のような存在になるためにも、資格をとるためには「子育てを経験したママ」であることが条件となっているそう。出産後の女性は、元の職場に戻って同じように働くことがなかなか難しいと言われている今、「女性のセカンドキャリア」としても注目が集まっているのです。
理由の1つは、「自身の経験をいかせること」。
ママとしてのキャリアを生かして仕事をこなせるのです。またドゥーラの中には出産前に経理事務として働いていたキャリアを生かし、ママの悩み1位だった「経済的な悩み」に関しての相談をのったりしている方もいるのだとか。これまでの経験を活かせるとしては、やはり嬉しいですよね。
もう1つの理由は「自分のタイミングで動けること」。
子育てを終えて、即職場復帰してしまうと、お子さんのことに手が回らなくなったり、無理をして女性自身が倒れてしまう可能性があります。だからといって主婦をしている人が、常に自由な時間を持っているというわけでもありません。「だけど、働きたい!」という女性にとって、ドゥーラは自身のスケジュールに合わせて働くことができるのです。拘束時間も1時間〜なので、本当にすきまの時間を使って働けるのも魅力と言えるでしょう。
これまでとは違い、”共働き”が当たり前になってきている今。ドゥーラのような、ママたちをサポートしてくれる上に、キャリアまで築ける資格が増えてくるのではないでしょうか。しかもドゥーラの資格をとって働けば、あなたが抱える「経済的な悩み」の解決への1歩となるかもしれませんよ。