演じるのは難しいが、魅力的な人物を演じられるのは楽しい

©STUDIO DRAGON CORPORATION/FUJI TELEVISION

――ムヨンは、自身を取り巻くすべてのことをゲームだと考え、操ろうとする人物ですが、演じながら難しいと感じる点はありますか?

イングク:本当に難しいです。正直、演じている今もすごく難しさを感じているのですが、“分からない”というのと“難しい”というのには大きな違いがあると思うんです。ムヨンの性格は鋭いけれど、感情の起伏が激しいわけではないので、そんな彼の人格を維持しながら、人と人との相対性を表現する点など、そういった部分を細かく演じるのは大変ではあります。

でも、そんな中で面白さを感じているのは、ジンガン(チョン・ソミン)と一緒の撮影シーンなんです。すごくいい刺激を受けているんですよ。ジンガンは、ムヨンの行動やムヨンが今まで経験してきたすべてを変えてしまうくらいの人物なので、彼女と撮影するたびに新鮮な気持ちで、撮影中もこれからの展開がすごく楽しみになるんです。

キム・ムヨン役を演じるのはすごく難しいですが、とても魅力的な人物なので演じることができて本当に楽しいですし、光栄ですね。

――チョン・ソミンが演じるユ・ジンガンは、殺人事件の容疑者であり、自由で危険な怪物のようなキム・ムヨンを変えようと奮闘する人物ですね。

イングク:ムヨンとジンガンの関係性について、ソミンさんとも何度か話したことがあるのですが、2人の間には鏡がある感じなんですよ。最初の2人の姿は異なるとしても、どこか必ず似ている部分はあるはずなので、ムヨンにとってジンガンの仕草や眼差しなど、細かいこと一つ一つから刺激を受け、ジンガンもまた、ムヨンから刺激を受けていく…。そういった際どい部分を描いたストーリーで展開されていくので、楽しくご覧いただけると思います。

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――今作は少し暗い題材を扱ったドラマですが、撮影現場の雰囲気はどうですか?

イングク:すごく良いです! 最高です! 現場入りの時間より早く到着したとしても、すぐに撮影現場に向かいます。とりあえず、すぐに車から降りてスタッフさんや共演者さんたちに挨拶して、みんなで冗談を言い合ったりしながら、楽しくリハーサルして…。本当に面白く幸せな現場ですね。

――ムードメーカーはどなたですか?

イングク:“ムードメーカーはこの人だ!”とはっきりと言えるような人はいないですね。各自がとても楽しく、それぞれに合った役割を果たしている感じなので…。あぁ~本当に撮影現場をお見せしたいです! どれくらい面白いのか…。全員がムードメーカーです。

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