待望の映画第2作が公開される『HERO』。なかでも木村拓哉演じる主人公・久利生公平は、その型破りながらも筋の通った正義感にあふれた名言を数多く残している。

そこでテレビドラマ特別編・劇場版第1作のなかから、珠玉の名セリフを厳選してご紹介。
あなたがいちばん好きな久利生公平の名言はどれ?

★名言の詳しい解説は、こちらの記事をどうぞ!
「promesa.no me separaré.(約束します 離しません)」――『HERO』“久利生公平の名言”プレイバック<テレビ特別編・劇場版編>

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テレビドラマ特別編

1:「俺は滝田さんがいい人かどうか調べてるんじゃないんですよ。あの人が何をしたか調べてるんですよ」(特別編)
 

2:「ご存知ですか? この国の法律って、被疑者の起訴、不起訴を決める権限を検察って組織じゃなくて、検察官個人に与えてるんです。

これって、結構とんでもないことなんですよ。神様でもない俺たちが、その人を裁判にかけるかどうか決めていいんですから。

でも、だからこそ、俺たちは相手がどんな立場の人でも、周囲からどんなに同情されていても惑わされることなく公正な目で被疑者と向き合わなきゃいけないんです。真実を、納得いくまで追究する。それが俺たちの義務なんです。

三ノ宮さんのやったことはひどいことかもしれません。でも、怒りにまかせて殺していいなんて権利は誰にもないんです。そんなふうに扱われる命は、この国にはないんです。

俺はとことん粘りますよ。この町の人全員に嫌われても。これが真実だって、納得いくまで絶対にあきらめませんから」(特別編)

劇場版

3:「蒲生さん、間違ってないだろ。弁護人が無罪を証明する必要はなく、検察官に有罪を立証する義務がある。言う通りじゃん、あの人の」(劇場版)

4:「花岡先生? 俺たちいま梅林の裁判やってるんですよね? (ちょっと笑いつつ)間違えないでくださいよ。俺、蒲生さんと闘えて結構充実してるんですから」(劇場版)

5:「したんじゃねえの、起訴。だってこれ、芝山さんが確信持って起訴したんだろ? プライベートでどんなにトラブったとしても、仕事で手抜くような人間、ここにはいねえだろ。つうか、芝山さんのこと信じられなかったら、公判検事なんて俺もできねえっつうの」(劇場版)

6:「巨悪じゃないですか。人殺して逃げたんですよ」(劇場版)

7:「います…。いや、でもうるさいっていうか、固いっていうか。真面目すぎるっていうんですかね。何て言うんだろう…うん、ちんちくりんなゆで卵みたいなヤツで」(劇場版)
 

8:「いや、簡単に裁判終わらしちゃマズイじゃないですか。蒲生さんの要求に俺が応えて、徹底的に有罪を証明する。ほんの少しの疑問も残らないように徹底的に。

それは梅林に聞かせるためなんですけど。俺の仕事は加害者に遺族の悲しみとか自分の犯した罪の重さを気付かせることだと思ってますから。

だって、そいつが何年の刑を受けたって、また同じ罪を犯したら意味ないじゃないですか。だから…いや、大歓迎ですよ。千本ノック」(劇場版)

9:「これが新聞では数行の記事で報じられた、あなた(花岡)がつまらないと言った事件の内容です。

里山裕一郎さんは結婚式を数日後に控えた夜、突然命を奪われ、32年の生涯を終えました。彼の心臓が2度も止まりながらまた動き出したのは──生きたかったからじゃないでしょうか。彼には幸せにすると約束した大切な人がいたからです。

彼女は知りたいはずです。誰が彼の命を奪ったのか? どうして最愛の人が死ななければいけなかったのか!? どうしても知りたくて、つらい気持ちを必死に奮い立たせて傍聴席に座ってらっしゃるんです。

もしそれを邪魔する人間がいるとしたら、自分の利益のために事実を曲げて犯人をかばい、嘘をつく人間がいるとしたら、俺は絶対に許さない。これは里山さんという人の命の重さを知る裁判なんです!」(劇場版)

10:「promesa.no me separaré.(約束します 離しません)」(劇場版)