みなさん、ハメてますか?
何をって? もちろん顔ですよ。
地方の観光地などで見かける、顔ハメ看板ですよ。
今日の主役は、今までにハメた総数2300枚の顔ハメ看板ニスト・塩谷朋之さん。
タモリ倶楽部にも出演し、8月には書籍「顔ハメ看板ハマり道」(自由国民社)を出版しました。
そんな塩谷さんがハメた数々の写真を見ながら、“文化的な”トークをするイベントがお台場・東京カルチャーカルチャーで行われました。
顔ハメ看板ニスト塩谷朋之の『顔ハメ文化論』 文化の日に顔ハメでイイの!?
会場に着くと、さっそく顔ハメ看板が。47都道府県を旅してきたコンコスさんの顔ハメ看板を、塩谷さん自ら持ってこられたそうです。(しかも電車で!)
「みなさん自由に撮影してください」ということで、お客さんもハメていました。
本日の登壇者はコチラ。
カルチャーカルチャー・宮尾さん、都築響一さん、塩谷朋之さん、カルチャーカルチャー・テリー植田さん(以下、一部敬称略)。
今回は後半、広島で撮った新作も登場するとのこと。最初の写真はKonicaの顔出し看板。裸婦像風になれる仕様で、後ろを見てもかなり年季が入っており、味があります。
顔ハメはいつ、どこで始まった?
(都築)
一説によると、顔ハメ看板が始まったのはアメリカで、19世紀終わりぐらい。でも誰が日本に輸入したのかは分からない。最初は広告とか「にぎやかし」で、いまで言うコスプレに近い。昔は顔出し看板と言ってましたよね。
(宮尾)
どうやって撮影してるんですか?
(塩谷)
基本、三脚で撮っています。カメラと三脚は毎日持ち歩いています。会社にも持っていきます。人に撮ってもらうと、ダメな写真の場合が多いんですよ。あと、誰かに撮ってもらおうと思って延々待っても、誰も来ない場合もあるので。
(テリー)
顔ハメ看板って、減ってるんじゃないんですか?
(都築)
看板の製作費も下がっていて、簡単に作れるから数は増えてる。昔は職人さんが作って、十数万円かかっていたけど、いまは1~2万円程度で作れちゃうから。
(塩谷)
昔これと同じポスターがあって、それをまねて作っているようです。もともと胸が透けている写真なので、隠しています。
なぜいつも無表情なのか? という質問に対して、明快な答えが。
(塩谷)
みんな変顔をするけど、あくまで看板がメインなので。ヒゲもはやさないようにしています。