昨年5月に行われたツアーには「Z=Zepp」を表す「~SHOWDOWN ‘Z’~」というタイトルが付けられていたが、テイルによると「今回の‘H’の意味にはHALLツアーのH、HEART(ファンを愛する心)、HOT(熱いステージ)、HAPPY(楽しい時間)」とたくさんの意味が込められているとのこと。昨年秋から足を負傷しているジェヒョは残念ながら椅子に座ってのパフォーマンスとなったが、ジェヒョのダンスフォーメーションを埋めるダンサー含め、7人のダンサーが加わり、ホールの広いステージに華やかさを加え、熱いステージを展開した。
7人揃ったBlock Bのステージ以外にも今回はソロ・ステージが用意され、ユグォンは自作曲『痛くない』(未発売)を披露。ダンサーを従えたダンスがスタイリッシュな日本語歌詞の大人っぽいR&Bバラードだが、本人曰く「タイトルは“痛くない”だけど、本当の意味は“心がめちゃ痛い”」と真面目に語ったかと思うと、「ジェヒョはヒザが“めちゃ痛い”」とふざけてファンを笑わせる。
そのジェヒョは、中島美嘉の『雪の華』をアコースティックギターのアレンジで聴かせたが、原曲とは違う爽やかな印象は新鮮。メインボーカルのテイルは、高音の伸びのある声を活かした正統派バラードである自身のソロ曲『君はどこに』を「僕が一番好きな曲なので、日本語でBBCに聴かせたくて」と、日本語バージョンで。
ジコはソロアルバム『GALLERY』の『Boys and Girls』をアルバムでもフィーチャリングしたBabylonをゲストボーカル迎え、楽しいステージを展開。また、昨年10月に日本デビューを果たしたユグォン、ビボム、ピオの3人からなるユニット、BASTERSも日本語曲2曲をパフォーマンスして盛り上げた。