メロディーのリフレインとビートの効いたフック、そして目を引くパワフルなフォーメーションダンスやポイントダンス。そういった、“いわゆるK-POP”とは一線を画す音楽性とセルフプロデュースでグループの魅力と世界観を打ち出し勝負し続けている、B1A4(ビーワンエーフォー)。
近年は、ドラマや映画、ミュージカルなどの演技活動やMC、バラエティ出演など、ソロ活動も活発で、そこで培った自信は個々をますます輝かせているようだ。今年1月11日から31日まで全国6か所9公演で2万人を動員したライブツアー「B1A4 2016 JAPAN TOUR」。ステージに立ったメンバーは、それぞれの輝きはそのままに、5人がひとつになることでより磨きのかかった“B1A4のカラー”を発揮した。
韓国出身の5人組ボーイズグループ、B1A4が1月14日、東京・渋谷のNHKホールで全国ツアーの東京公演を行った。
ツアーを目前に控え、メンバーが突如小さくなってしまった! というファンタジー要素が可愛らしいオープニング映像。その中で、問いかけられる「等身大のB1A4であるために必要なものは?」。その答えはどこにあるのか?
ゆっくりせり上がりながらステージ上段に登場したメンバーは、リーダー・ジニョンが作詞作曲を手掛けた日本オリジナル楽曲『白いキセキ』、そして『IF...君さえいれば』で会場を温めていく。冬に似合う、爽やかさと、切なさと、相反する感情を呼び起こす楽曲でしっとりとしたスタートを切った。
3曲めからはダンスも解禁。シヌゥが手がけた『Love is Magic』で会場に“魔法をかけ”、ロマンティックでセクシーな色に染めていく。バロの低音ラップとソウルフルなジニョンのファルセットがより気分を高めてくてれたところで放たれるのは、『SOLO DAY -Japanese ver.-』『おやすみgood night -Japanese ver.-』。カラフルでキュートなポップチューンは、B1A4の代名詞といっても過言ではない。会場とのコール&レスポンスをしながら、思い思いにステージを、楽曲を楽しむメンバー。会場には笑顔の花が咲き乱れる。茶目っ気たっぷりに「チュッ」とリップ音を響かせるバロには、黄色い悲鳴が上がったのは言うまでもない。