2.遊び足りない
遊びの佳境にはいっている最中に「おしまいにしなさい!」と言われるのは嫌なものです。
大人だって連続ドラマを見ている最中、ブチッと電源をOFFされたり、「続きはまた来週をお楽しみに~」とテレビから言われたりすると「せっかく楽しんでいたのに」となってしまい嫌ですよね。
よく観察して「そろそろ飽きてきているかな」と感じたチャンス、“グットタイミング”を逃さないようにしましょう。
子どもが「まだ遊びたい」と言ったときは、「あと5分遊ぶ?」「10分遊ぶ?」とか「電車をもう1回並べたら終わりにする?もう、2回並べたら終わりにする?」と選択肢を与えましょう。
親から強制的に言われるより、自ら選んだことは素直に従いますよ。
また、遊び足りないことのないように遊び始める時間をもう少し、早く設定し「○時まで遊びの時間よ」と事前に伝えておきましょう。
3.罰を与える言いかたをしている
せっかく楽しんで遊んでいる最後にいつもこんな風に言われたらどうでしょう。
- 「いつまでもそうやって遊んでいて玩具を片づけられないのだったら、これからはもう二度と買ってあげないからね!」
- 「片づけない玩具は捨てちゃうからね!」
- 「遊びを止めないんだったら、夕飯の後のプリンは今日はないからね!」
同じことを言うのも次のように言い換えてみましょう。
- 「玩具をきちんと片づけられるんだったら、今度のクリスマスに新しい玩具をまた買ってもらえるかもしれないね」
- 「散らかしているとゴミと勘違いされて捨てられてしまうかも。片付けよう」
- 「早く片付けでご飯にしよう。美味しいプリンも待っているよ」
ゲーム化してしまおう
- 「よーいドン」でママと子どもとどっちが早く、たくさん片付けられるか競争する
- 砂時計やタイマーで「ピッピッと鳴るまでに片付けを終わらせよう」と言う。(時間と競争する感じ)
- テンポ・リズムのある曲をかけて「この曲が終わるまでに元あった場所に全部戻そう」という。小学校で給食時間や掃除時間に決まった曲を放送して「この間に食べ終えよう」「今は掃除の時間ですよ」と教えているのと同じ方法です
- 玩具達のおうちと片付けコーナーを命名し、「おうちに戻してくれてありがとう」電車やミニカーは「車庫に戻してくれてthank you!」など玩具達のメッセージを貼っておきましょう
- お片付け表を作り、毎日片づけられたらご褒美シールを貼る
ただし、片づけたら豪華な景品を上げるのではなく花丸やシール止まりにすることがポイントです。豪華な餌で釣ってやらせると、それがないとやらない悪習慣がついてしまうからです。
良い手本を示そう
玩具を出すときは箱ごとザザーッと出せば済むことなので比較的簡単なことです。
でも、片付けは子どもでも「もう、楽しい遊びを終えなくてはならない」とか「いちいち元あった場所にしまうのは面倒くさい」と思っています。大人だってそうですよね。
でも、その辺にポーンと入れてしまうと今度それを探すのに手間がかかったり、なくなってしまったりします。一つ一つの指定席に戻すことで探しやすくなり、紛失することもありません。
こんな幼い頃からの習慣で将来、片づけられる人に育っていきますよ。
親も使ったハサミやホッチキス、手紙類をその辺に仮置きするのではなく、その都度、元あった指定席に戻す良いお手本を子どもに見せるようにしましょう。