(3) 夫と子どもだけのお出かけが多い

子どもが小さいうちは、夫と子どもだけで家で留守番させることはあっても、「心配で外出はさせられない」という妻は多いのでは?

ところがイクメン家庭の妻の多くは、「掃除するから邪魔」「ちょっと昼寝したい」などの理由から、夫と赤ちゃんだけでも遊びに行かせてしまいます。

最初は夫も四苦八苦しますが、回数を重ねるうちに、オムツ換えシートやミルク用のお湯があるスポットに詳しくなり、お出かけがスムーズに。育児スキルが早いうちから向上し、人目にさらされることにも慣れてきます。

(4) 周囲の人がパパを褒める

イクメン家庭の妻は、たいてい褒め上手。夫が家事や育児をすると、実際には大してうまくなくても、丁寧さや器用さなど良いところを見つけて褒め、友人や実家の家族にも「うちの人、よくやってくれるの」と自慢します。

それによって、友人や実家の父母も「すごい! イクメン!」「そこまでできる男性は珍しいよ」などとおだてるため、夫も調子に乗って、ますます育児に精を出すようになるのです。

(5)夫は多趣味、交友関係が幅広い

イクメンというと、おとなしい、ママに頭が上がらないというイメージもありますが、実際には、仕事にも趣味にもアクティブで、エネルギッシュな男性が多い印象です。

考えてみると、これは当然のことかもしれません。仕事や多くの趣味を積極的に楽しめる男性ほど、育児も人生の一部分として存分に楽しむ傾向があるからです。

また、イクメン夫の中には、リアルの付き合いやSNSでも育児中のママパパ達と交流して、日頃から育児や子どもの遊び場に関する情報を集めている人も目立ちます。

このような手のかからない夫を自然に選んでいる所は、ズボラ妻ならではなのかもしれません。

まとめ

皆さんの周りのイクメン家庭にも、このような法則が当てはまりませんか?

中でも特に(1)には、夫をイクメンに育てるためのヒントがあると感じています。

妻が料理上手でいつも部屋がビシッと片付いている家庭は、ズボラ妻から見ると憧れの対象。

しかしときに、そんな家庭の夫たちから「家事や育児を手伝っても、妻に怒られる」という声を聞くことがあります。この場合、妻のスキルの高さや頑張りすぎが、夫のイクメン化を阻む壁になっているのかもしれません。

「私ばかり家事や育児をしている!」と感じている妻は、肩の力を抜いて、生活に少しズボラ要素を取り入れてみることをおすすめします。

まずは、夫のスペースに子どもが散らかしたオモチャを、片付けずに放置するところから始めてみてはいかがでしょうか?

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。