3.料理の味付けが子ども優先
- 「仕方ないのはわかっているけど、晩ごはんのメニューが子ども中心で薄味ばかり。たまには俺の好みの味付けもお願いしたいけど、妻も仕事している中で作ってくれるしワガママは言えないかなと思っています」(37歳/土木)
- 「辛いものが好きなので家でも食べたいけど、それを言ったら『子どもと別で作るのが面倒くさい』と断わられたことがあって。
不満だけど、自分じゃ作れないし辛い味の料理は外食で楽しんでいます」(40歳/教員)
日々の食事については、「メニューや味付けを子ども優先にされる」ことに妥協している夫が多いよう。
疲れていても家族のためにキッチンに立つ妻へ、無理なお願いはしないのがわきまえ、と思うのですね。「どうしても食べたかったら外食で」という声もあり、家では文句を言わないのは助かる、かも。
4.自分の実家ばかり頼る
- 「出産してから、妻が自分の実家ばかり行くようになって俺の親には子どもを預けることもしない。自分の親のほうがいろいろとお願いしやすいのはわかるけど、できればうちにも来てほしい。
これを言ったら妻にはプレッシャーですかね?」(32歳/サービス) - 「家を建てるときに妻の親に頭金を援助してもらったせいか、妻が自分の実家を優先するのを見ても何も言えません。
妻もどこかでそれが当たり前って思っていて、俺の実家が後回しになるのが寂しいですね。俺が言うより自分で気がついてくれたらな、といつも思います」(35歳/公務員)
夫が妥協していることでは、それぞれの実家に対する妻の姿勢にもありました。
子どもが産まれてからなど、どうしても母親が中心になって動く生活では、「少しでもストレスなく過ごしてほしいから」と実家を頼る妻を受け入れる気持ちはありますが、それがいつまでも続くとさすがに寂しさを感じるもの。
また、何かの折りに妻の親が大きく出てきた後などは、自分の実家を言い出すことに引け目を感じる夫もいます。
「仕方ない」で済ませるのではなく、どちらの親も大事にする過ごし方を、夫婦で話し合いたいですね。
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妥協していると聞くとネガティブな気持ちを想像しますが、実際は言わないことで歩み寄っている、というのが夫の本音でもあります。
不毛な言い争いや衝突を避けたい気持ちはわかりますが、中には解決が必要なものもあり、黙っているばかりが正解とは限りません。
小さな不満が大きなストレスに発展すると、夫婦の仲にも溝が生まれてしまいます。
夫が言い出せないのならこちらからも歩み寄る姿勢を見せてみるのも、幸せな結婚生活には大切なことかもしれませんね。
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