[第8回]宮澤佐江「この作品で終わりにしたくない」。『ウエスト・サイド・ストーリー』にかける意地と不安と…（5/8） - 宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載

2/1（土）に幕が上がる『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』初日まであと数日。新たなジャンルのダンスへの不安や、「Season」ならではのプレッシャーを「パッション」に変えて、熱く戦う佐江ちゃんがお話します!

長男や末っ子が受ける愛情とは違って、次男坊はひねくれ者? になっちゃうというか。謙虚になってしまうというか…。うーん…、なんて言えばいいのかなぁ? うーーん。。上下にはさまれたがゆえの、スポットが当たりづらくて、一番興味を持たれにくい感じ?

横一列に並ぶと、中央なんだけど、

最初真ん中最後

みたいな感じ? 「スンっ」て、サラッと通りすぎられちゃうのが、すごくくやしいなぁって、ずっと思ってた。

でも、新しい「いい仲間」とも出会えているから、これは皆で乗り越えて行くと思います。「自分たちはSeason2で、上演期間も1ヶ月でほかより短い」って、キャストの皆が皆、胸に秘めていて。

だからこそ逆に、「Season2は、サラッと素通りさせないぞ!」みたいな「魂」を、キャストそれぞれから感じる気がします。

－－「初めまして」の人が多い現場だとも言っていましたね。

「大人しい私」の雰囲気を出して、一生懸命に猫かぶってましたけど、もぉーー、ダメでした。1日もたず!（笑）

－－稽古も含めて、ひと月以上一緒にいるんですから、必ず「素の自分」は出ちゃいそう。

出ちゃいます! そこまで演じきれません!

たぶん、次の「ミラチャイ☆」取材では、もう劇場入りしていると思うから、きっとまた、全然違う話ができるんじゃないかな。ちょうど明日から、振り付けと演出補をやってくださる方が海外から来日されて、作品づくりが始まるんです。

だからこのひと月が勝負です。

－－濃いひと月になりそうですね。