スケソウダラが手軽に食べられる食品
スケソウダラは、先ほど鮮魚ではあまり出回っていないことに触れました。
ではスケソウダラはどこにあるのか、どうやって食べたらいいのかというと、実はちくわや魚肉ソーセージ、かまぼこやかにかま、さつま揚げといった、練り製品をはじめとした加工食品にスケソウダラは利用されているんです。
こういった加工食品は、どこでも手に入りやすく、そして調理も不要で手軽に食べられることは勿論、大人から子どもまで、誰もが好む食品。
普段から、おやつや食事に取り入れて、良質なたんぱく質を摂ることをはじめましょう。
どのくらい食べたらいいの?
株式会社しょくスポーツ 代表取締役公認スポーツ管理栄養士 こばたてるみ先生によると、筋肉は常に分解と合成を繰り返していることから、毎食しっかりたんぱく質を摂ることがよいのだそう。
一般的に、朝食は少なく、夕食にたんぱく質を多く摂るという偏りが見られるため、3食バランスよく摂ってとのこと。
量の目安として、成人の場合たんぱく質は毎食20g。100%スケソウダラすり身として置き換えると、細みのちくわ一本、かまぼこ三分の一程度が、大体4,5gだそう。
他のたんぱく質と併せて、速筋たんぱく質はこの位を毎食摂るとよいそうですよ。
超簡単!スケソウダラの速筋たんぱく質を使ったメニュー
そのまま食べても美味しい、スケソウダラの加工食品ですが、ほんの少しアレンジするだけで主役級のメニューになる!と、こばた先生。
例えば、具にかにかまを使った『かにかまミルク雑炊』。かにかまは手でほぐすだけで包丁いらず。水の代わりに牛乳を使うことで、たんぱく質とカルシウム、ビタミンB2も摂れます。
それから『白身魚フライのフィッシュサンド』。好みのパンに、白身魚のフライと一緒に野菜やチーズをサンドするだけ。手軽でとっても簡単です。
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アレンジメニューも、子どもが喜ぶものばかり。
ぜひ手軽なスケソウダラ加工品を食べて、親子で筋肉を育てていきましょうね。