最初は、自分たちがロシアに行くつもりだった

――とても個性的なカフェですね。開店の経緯を教えてくださいますか?

大森「もともと、フォトスタジオを経営していたんです。知り合いのカメラマンさんと、『ロシアのコスプレイヤーさんを撮影したいね』って話をしていたんですよ。最初は、自分たちがロシアに行って撮影する予定だったんです。」

Alyoセンパイ

――そうだったんですね!

大森「ロシアのコスプレイヤーさんと連絡を取るうちに、彼女たちが日本に来てみたい、ということがわかりました。彼女達もオタクなので、聖地である日本に来てみたかったんです。僕たちふたりが向こうに行くのも、向こうからふたり呼ぶのも、費用は同じだから、じゃあ呼んであげましょう、と。」

ウサギさん

――じゃあ、おふたりはロシアに…。

大森「結局、その時は行っていないんです(笑)。日本のカメラマンを集めて、ロシアのコスプレイヤーを撮影できるイベントにしていきました。どんどん話が膨らんで、結局8人のコスプレイヤーを呼ぶことになったんです。その中のひとりが、店長のナスチャんなんですよ。」

ナスチャん

 

ゴールは就労ビザ取得! 応援してください

――ナスチャんさんとの出会いは、そういう経緯だったんですね。

大森「昨年春に突然、彼女から『日本に行くことにした!』というメッセージが届いて、日本語学校に入学したんです。日本でなるべく長く生活したい、日本語をたくさん使いたい、と言っていたけれど、留学ビザは2年で切れてしまう。

日本での就労ビザを取得するために、何かできないか?ということで話し合って。」

――ゴールは就労ビザ取得…なんだかすごいですね。

大森「彼女たちの一番の強みは日本人好みの愛嬌とルックスだと思いました。でも、彼女たちも僕も芸能活動が安定した仕事だとは考えておらず、何度も話し合って出した答えがメイドカフェだったんです。」

――なるほど!

大森「だから、僕たちの目標は『メイドカフェビジネス』ではなくて『仕事を作っていくこと』なんです。だからこそ、レトルトではなく、しっかりしたロシア料理にこだわりたいんです。」

――では最後に、みなさんにメッセージをお願いします。

大森「かわいいメイドたちに、是非一度会いに来てください! そして、彼女たちの就労ビザ獲得という夢を応援してもらえたら嬉しいです。」

――ありがとうございました!