ポイント1:自分で着脱できるように
スノーボードは、スキーと比べると、子どもにとって、ややストレスとなる部分が存在するのは、事実です。
第一段階として、重視しているのが、自分でスノーボードの着脱をできるようになる、ということ。
準備運動のあと、レッスンエリアへ出る前に、まずは、スノーボードの道具の仕組みや、扱い方(エッジに気をつけたり、持ち運びの注意だったり)を、説明します。
スキーのレッスンでも同じですが、“雪育” をかかげる「ママミキーキッズスノースクール」では、レッスンを通じて自立心を引き出すため、用具の持ち運び、着脱などは、可能な限り、子どもが自分で頑張ります。
雪の上に出たら、教わったとおりに、自分の力で、スノーボードを装着してみる練習から。
ギアも、最も子ども目線を考慮して開発されているという、BURTONブランドを使用しつつ、子どもにとってもっと手軽にできないかと、いつも試行錯誤しているそう。
子どもがやる気を漲らせて、「早く滑りたいな」「滑るのが楽しいな」というときに、自分で着脱ができるか、誰かにやってもらなければできないか、の差は、かなり大きなものがあります。
ポイント2:兎にも角にも、まず滑ってみる!
第2段階は、まず滑ってみる!
スキーであれば、まったく未経験の状態でも、ゆるやかな斜面で立つことも、ちょっと滑ってみることも、それほど難しくありません。
ところが、スノーボードでは、斜面で立つには、ちょっとした練習が必要です。
いきなり地道な練習……のまえに、平面で、押してあげて、行きたい方向に真っ直ぐに滑ってみる練習をします。
雪の上を、ボートに乗って、スーッと進んでいくような、あの感覚。
一発で、スノーボードの楽しさを、理屈でなく、体で実感できます。
ポイント3:お手本を見せる&褒める!
平面で、バランスが取れるようになったら、さっそく斜面へ。
ママミキー専用練習エリアは、スノーエスカレーターが完備され、初心者にちょうどいい、緩やかな斜面があります。
斜面でバランスを取りながら立てるかどうかは、スノーボードデビューの、最初のハードル。
ここから本格的な “練習” になっていきますが、特徴的なのは、必ずお手本を見せる、ということ。
つま先側を少し浮かせて、胸を張って、ズズーっと降りていく……大人でも、初心者であれば、口頭で説明されただけでは、よくわかりません。
子どもは一般的に、大人よりも、抽象的な概念を理解して、動作に反映させる能力に劣るので、言わずもがな。
「こうするんだよ」と言葉で伝えるだけでなく、繰り返し丁寧に、お手本を見せながら、教えていきます。
そして、ここが「ママミキーキッズスノースクール」の特長でもありますが、できなかったところを指摘するよりもまず、できたところを見つけて、褒める。
だからこそ、子どもたちにやる気がみなぎり、どんどん上達していきます。