つまり、森のムッレ教室は、子どもが大人になって「社会で生きていくために必要な能力が、総合的に養われる」ということが最大の魅力です。

実際に、教室のカリキュラムを取り入れた幼稚園や保育園児は、取り入れていない園児に比べ、「足腰の強さ」や「病気欠席の少なさ」「落ち着き度」「協調性の高さ」「好奇心の強さ」など、全ての項目において際立って良い結果が出たと、著者である岡部 翠さんは言います。

季節や天候により姿を変える森は、子ども達にとってはインスピレーションの宝庫であり、そんな森が子ども達に与える影響は計り知れません。

このように、さまざまな面において子どもに良いと言われていることから、ムッレ教室のような教育を我が子にも受けさせたいと思ったママも多いのではないでしょうか。

しかし残念ながら黙って待っているだけでは、森のムッレ教室のような教育を子どもに受けさせることは出来ません。

そのような環境を子どもに与えることが出来るのは親しかないのです。

つまり、現代の子育てにおいて、「子どもが育つ環境」を意識した行動をするもしないも親次第となってしまいます。

最近では、全国で森のムッレ教室を取り入れた幼稚園や保育園も登場していますし、協会や団体が教室を開催していたりしますから、ここで少し「子どもが育つ環境」を意識した行動をしてみるのも、良いのではないでしょうか。

次の休日に家族揃って、自然体験をしてみるというのはいかがですか?

<参照>日本野外生活推進協会(森のムッレ協会)

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。