5.自転車やバイク、ゴルフバッグなど
髙橋「普段、なかなか手をつけないものを拭いてあげましょう。自転車やバイク、ゴルフバッグなどは時間があるときでないと掃除ができないので、今がチャンスです。
そこで便利なのが『軍手ぞうきん』です。家庭用ビニール手袋をつけた上に、普通の軍手を重ねてつけるだけ。この軍手ぞうきんなら、自転車やバイクなどのサドルの細かい部分なども、指先で拭けるので隅々まで簡単にお掃除できます」
お掃除のコツは「あわてず、あせらず、やさしい気持ちで」
髙橋さんは掃除をするときのコツとして、次のようにアドバイスします。
髙橋「お掃除で大切なのは、考え方です。3つの心がけ『あわてず、あせらず、やさしい気持ち』で取り組むことをおすすめします。
まず、あわてずに計画性をもつことが大切。急な来客がきたときにあわててお掃除をし、お掃除前より散らかってしまうなどがないよう、汚れをためないように日ごろから予防をし余裕をもったスケジュールを立てておくことが必要です。
次にあせらずお掃除をすることです。あせるとムダな力が入ってしまい、家具や家に傷をつけてしまったり、その傷に汚れが入り込んでしまったりすることがあります。
最後に、やさしい気持ちで取り組むことです。住んでいるお家に、居心地の良い『空間エネルギー』を漂わせるよう心がけましょう。どんな気持ちでお掃除をするかで掃除の効率も変わってきます」
ただお掃除するだけでなく、考え方や気持ちの持ち方もポイントであるようです。ぜひヒントにして、この機会を有効活用するためにお掃除に取り組みましょう。
【取材協力】髙橋 ゆきさん
株式会社ベアーズ 取締役副社長
香港で体験したメイドサービスを新しく日本に創り産業とするため、夫と共に、1999年家事代行サービス株式会社ベアーズを創業。創業以来、「利用者への新しい暮らし方の提案」と「従事者としての新しい雇用創造」を掲げ、家事代行サービスを“日本の暮らしの新しいインフラとする”を合言葉に、リーディングカンパニーとして、家事代行サービス業界の成長と発展に貢献。
社内では主にブランディング、マーケティング、新サービス開発、人財育成担当。個人としても各種ビジネスコンテストの審査員や日本能率協会「経営・マーケティング戦略コース」のコメンテーターを務めるほか、家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広働く活躍中。
2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも家事監修を担当。1男1女の母。