ギフト目的で作成したケアプランが出産後に活かされたBさん

Bさん:私は出産ギリギリまでフルタイムで働いていた為、お休みは土日だけでした。健康センターや支援センターは土日休みでしたので、出産まで1度も相談サービスを利用したことはありません。

しかし浦安市に住んでいる以上、少しでもネウボラの恩恵を受けたいとケアプランだけは1歳6か月までに3回作成してもらいました。

なぜ作成してもらったのかと言うと、ケアプラン2回作成で「赤ちゃんギフト」(赤ちゃんの衣類+5,000円分のチケット)が貰えます。

そして、ケアプランを3回作成すれば、生まれた子どもが1歳を迎える時に「ファーストアニバーサリーチケット」(1万円分のチケット)が貰えるからです。

最初はギフトやチケットが目的でケアプランを作成してもらっていましたが、私の場合は出産後にケアプランが活かされました。

産後は腰痛がひどく一時は日常生活にも支障が出るほどだったのですが、保健師さんが自宅に来てくれて相談にのってくれましたし、ケアプラン作成によってその後の悩みやトラブルにおける行動や相談窓口などが明確になっていた為、とても心強かったです。

体調が回復してからはケアプランにあった「産後相談」や「乳児学級」にも行けましたので、その場で気軽に相談ができ、ママ友もできたため、孤独という感覚はなかったです。

まとめ

このように、日本版ネウボラはフィンランドのような手厚いサポートまではいきませんが、ママ達もそれなりに満足していることが分かりました。

ケアプラン作成は、いつどんな時に何処でどのような相談ができるのか、また勉強会や交流会はいつ何処で開催されるのかが明確に示されているため、それが迷いのない育児を実現させ、ママ達の強い味方となっているようです。

近年日本で問題となっている「孤独育児」を解消するには、悩み相談の場や交流の場へ積極的に足を運び、悩みを打ち明け、解決の糸口を掴むことが必要ですが、今後、孤独育児ゼロを目指しネウボラが更なるサービスの拡充をはかってくれることを期待しております。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。