--はい。さっき佐江ちゃんが言っていた「他の人の話に、自分の声をかぶせない」という鉄則以外にも、「回線速度」はもちろん「声質」によっても、聞きやすい、聞きにくいが決まってくるみたいです。

そうなんですね。

--声質によっては、ノイズカット機能が変に作用して、声が聞こえづらくなる人がいたり…

え!?

--話の最後が尻すぼみになる人は、全部が聞こえなくなってしまうことが多いようです。

それって、お芝居と一緒じゃないですか!?

--ビデオ会議では、「この人の声は聞きやすい! 」という人もいれば、逆に「なんだか聞きにくい」という人もいて。不思議なことに、対面でのコミュニケーションでは気づかないですが…。

機械やマイクを通すと、ってことなのかな? ミュージカルと一緒だと思います。「マイクにのりやすい声と、のりづらい声がある」って、よく言われていたから。

私の声は「マイクにのりやすい」って、言われていたんです。

--役者さんだと、訓練で、無意識に聞こえやすいように発声しているんでしょうか。

舌の使い方や、息の使い方でも発声は変わるって言われてます。でも、普通の人はそんな訓練しないですもんね。

--声が聞きづらいと「説得力」もなくなったりするようです。なので、ビデオ会議を使って商品を売る人は、声が聞きづらいと、相手は聞くことばかりに気を取られて…

話の内容が入ってこない! ははははは! 皆さん、気をつけましょーね!

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