2:残ったのは手作りのお弁当

「友達の紹介で通っていたバー。彼はそのバーで働くバーテンダーでした。

彼はイケメンで、彼目当てで通っていた女性客も多かったようです。

彼は8歳も年下で、最初は私は全くそんな気はなくて(笑)

彼もきっと他の女性客とは違った私とは話しやすかったのか、どんどん距離が縮んでいき、だんだん私も意識するようになっていました。

ある日、彼が出勤日なのに風邪気味だとSNSに投稿していて、かわいそうだな、と思った私は食べやすいものをお弁当箱に入れて差し入れしたんです。

そしたら、彼はとっても喜んでくれて。その笑顔がかわいくて、彼のことを好きになってしまいました。

『また食べたい!』と言ってくれたので、バーに遊びに行く日は必ず手作り弁当を持参していました(笑)

何度目かに、返してくれるお弁当箱に、『もっと〇〇ちゃんの手料理食べたいなぁ。一緒に住みたい』と手紙が入っていて。

浮かれた私は、『一緒に住みたい! 大好き!』という返事を書いて、翌日また手作り弁当を持って彼のバーへと向かいました。

すると、バーには彼の奥さんが。

彼のファンが多かったので内緒にしていたらしいんですが、彼は結婚していたんです。

奥さんから『いつもお弁当ありがとうございます。今度私にも料理教えてくださいね』と言われた時には、血の気が引きました。

あの手紙、やたら字が綺麗だったので、奥さんが書いた手紙だったんでしょうね。もちろんお弁当は渡さずに持ち帰りました(笑)」(30歳/事務)

女性には尽くすタイプが多いですし、好きな人から手料理を褒められたらついつい差し入れしたくなってしまいますよね。

人懐っこくて、女性慣れしている男性には要注意です。

男性側にその気がなくても、そういったタイプの男性は平均的な男性のコミュニケーション能力を超えていますので、勘違いしてしまうことも少なくありません。