そして、このオーボイドは、日中はまた別の顔を見せるという。内側にミラー状の塗装を施したオーボイドは、森の緑を自らのボディに映しこみ、森と一体化するのだ。この光景もまた非常に幻想的だ。

日中のオーボイドは全く表情が異なる。1日に2回訪れても楽しい

この展示は、チームラボの「Digitized Nature」というアートプロジェクトの一貫。非物質的であるデジタルアートによって、「自然が自然のままアートになる」ことがコンセプトだ。

四季折々で表情を変える森の風景を、チームラボの作品を通して感じることで、新しい発見が生まれてくるはず。オープンしたばかりの「角川武蔵野ミュージアム」とともに、楽しんでみよう。

樹林の隙間から除く「角川武蔵野ミュージアム」。木々の間からも威圧感を覗かせる。

なお、武蔵野樹林パーク内には、建築家の隈研吾がデザインしたカフェ&ショップ「武蔵野樹林カフェ」が9月にオープン予定。狭山茶など地元の食材を使ったメニューが並ぶ予定。こちらのオープンも楽しみだ。

『チームラボ どんぐりの森の呼応する生命』
2020年8月1日(土)常設 武蔵野樹林パーク