チキンのフォー

チキンのフォー 画像提供:無印良品
チキンのフォー

フォーとはベトナムの代表的な国民的料理の一つです。ベトナム人にとってはソウルフードとも言える愛され具合で、現地では一日3食ともフォーを食べる人がいるというほど、生活に密着した料理です。

路上の屋台やレストラン、ホテルなどあらゆる場所でフォーが食べられています。麺の形は日本のきしめんに似ています。ただ、きしめんとは違い米粉を原料にしてつくられている、ライスヌードルと言われる麺の一種です。

また、きしめんは太めな麺ですがフォーの麺は一般的なきしめんよりも少し細めです。基本のスープは鶏ガラ。そこに魚醤油や香辛料で味付けをしています。牛骨スープを使う場合もあります。

無印良品の「チキンのフォー」350円(税込)は名前の通り蒸し鶏が入ったフォーです。

チキンの他に具材としてはパクチーが入っています。パクチーはそこまで大量ではないのですが、しっかりとパクチーの味を感じられ、味のアクセントになっています。

私はパクチーが大量に入っている料理が苦手なのですが、今まで食べたベトナム料理の中でも一番ちょうどいいパクチーの塩梅だと感じました。麺はコシがしっかりあり、冷凍食品とは思えないほど満足感があります。

チキンは脂身や皮がついていないのであっさり美味しく食べられます。スープは鶏肉のうま味とともに和風だしが少し感じられました。日本人の口にあった味付けです。

鍋一つで簡単に作れるので、忙しい朝や疲れて帰ってきたときにさっと食べられる本格的なフォーだと言えると思います。

バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)

バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み) 画像提供:無印良品
バクテー

中国語では「肉骨茶」と書きます。本格的なものは漢方薬に用いる生薬を使って煮込むこともあります。一般的には土鍋で提供され、白米にスープを掛けながら食べます。

伝統的なものの具材は豚肉のみですが、野菜やきのこ、湯葉や油揚げなどが入ったものが現在では多く食べられているそうです。また、現地ではファーストフードのような感覚で愛されています。

無印良品の「バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)」390円(税込)には豚肉、大根、白ネギ、油揚げなどが具材で入っています。

シナモンなどのいくつかのスパイスで豊かな香りを活かしつつ、豚肉の甘みと大根や油揚げの素材の味もしっかりと味わえます。全体的にやさしめな味で、無印良品のイメージにとても近いなと感じられる味わいです。

エスニック料理が苦手な人でも美味しく味わえる優しい煮込み料理です。