プレミアムボックスシート

そして、TOHOシネマズ日比谷と池袋にも導入され好評な、独自規格のプレミアムシアターを7番シアター(325席)に導入。

ラージスクリーンTCXに、4wayフロント+3wayサラウンドのカスタムオーダーのスピーカー、ボックスで仕切られたセミプライベートな空間を提供するプレミアムボックスシートを持つこのシアターは、総合的な鑑賞体験の向上を追求しており、近年のTOHOシネマズを象徴するシステムと言えるだろう。

新型コロナウイルス感染対策のため一席空けの座席案内に

本映画館ではさらなる高品質な鑑賞体験を提供するため、音響監修をLOVE PSYCHEDELICOのNAOKI氏が担当。

同氏は、TOHOシネマズ 日比谷の音響に感銘を受け、自身のライブでも同仕様のカスタムスピーカーを導入するなどの入れ込みようで、今回の監修が実現したそうだ。

ミュージシャンであり、サウンドエンジニアとしても一流のNAOKI氏は、共同で本映画館の音響作りを担ったジーベックスの担当者曰く、「測定器よりも正確な耳」を持つそうで、測定器では測りきれないレベルの細かいレベル、10万分の1秒単位の調整を施すことでスピーカー毎のディレイ(遅延)を無くし、自然でクリアなサウンドを実現、作品が本来持っている音のポテンシャルを最大限に発揮できる音響を実現したとのこと。

このNAOKI氏による調整によって、ハードのスペックは池袋や日比谷とほぼ同じながら、全く異なる音響に生まれ変わっていると実感した。

一つ一つの音がクリアに表現され、役者の芝居の質も一段向上したように実感できる。

同映画館の大石支配人は、「多くのお客様に楽しんでいただけるよう、幅広い番組ラインナップを用意したい。

こだわりの音響を生かせる音楽系コンテンツも充実させたいと考えている。このエリアの映画ファンを増やし、立川を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

立川シネマシティも音響に独自のこだわりを持った映画館だが、このエリアに住む映画ファンにとっては、音響を含む鑑賞体験の比較という新たな楽しみが増えたと言えそうだ。

TOHOシネマズ 立川立飛
劇場アクセス:〒190-0015東京都立川市泉町935番地の1