公立or私立?6年生になると受験校を確定させたい!
塾には6年生になる段階から入ってくる生徒もいるので、最初のうちはまだノンビリとした感じです。通常であれば、春からスタートする学校説明会や学校見学へ参加して志望校を絞っていきます。
しかし、今年はコロナ禍のため、ほとんどの学校はオンラインでの開催になりました。
遅くとも秋には、公立に行くか、私立に行くか、同じ私立でも難関校を目指すか、中堅校を狙うかを決めたほうがよいです。それは受験する学校によって、試験の傾向が大きく異なるからです。
学校の雰囲気をよく吟味し、受験する子ども自体に決定権を与えることで、張り合いもできるはずです。筆者の家の場合は、パンフレットなどで学校を調べるうちに、趣味の分野が伸ばせそうな志望校が見つかったので、そこに照準を合わせました。
適性検査は柔軟な思考力を試させる入試だ
都立中高一貫校で行われる入試は、適性検査といいます。簡単に言えば、1つの問題の中に4教科の要素が詰まっているもので、柔軟な思考を要求されるので、暗記していくタイプの勉強だけでは対応できません。
私立の中でも、一般的な試験のほかに適性検査での入試を行っているところもあるので、併願することも可能です。
私立の入試も、難関校と中堅校では試験への対策が大きく異なります。難関校の場合は、引っ掛け問題や小学生の範囲を超えた問題が出題される傾向が強いので、それに即した勉強が必要になります。
一方、中堅校に的を絞るのであれば、小学生の一般的な範囲だけをマスターしておけば、合格の可能性があります。
6年生の夏が勝負!今年は自宅待機期間が勝負の分岐点だった
一般的に受験生は、夏休み終了までに、受験範囲のすべてを徹底的に復習します。
今年はコロナ禍で3月からの自宅待機の期間で、自宅でどれくらいの勉強ができたかが勝負だったといえます。塾でもオンラインで授業に対応したところが多かったと思いますが、やはり対面授業とは異なります。
6年生秋からは、ひたすら実戦練習
秋になると、志望校の過去問題集を使用し、実際に試験の感覚を試します。学校によって傾向が異なりますので、まだ志望校が決まってない方は、模試や過去問をいろいろ試しながら絞っていくのもよいでしょう。
学校によっては、年末くらいの入試説明会へ参加することで、出題範囲を教えてくれることもあります。説明会は予約が必要な学校もあるので、気になる学校のホームページをマメにチェックしておきましょう。