ファンは自分をゆるしてくれる、成長させてくれる存在
――大きなバンドに成長しても、シドはファンとの距離感がずっと近くて、それが魅力だとも思います。ファンとの距離をずっと近く保っていられるのってどうしてだと思いますか?
マオ 個人的には性格がマメだったからかな(笑) それが別に苦ではないんです。最近はツイッターで広く拾うこともあれば、コミュニティの中でせまく閉ざして拾うこともありますし、もっと閉ざしたところで1対1のメッセージを送る場所を作ったりとかも始めています。
いろんな入り口を作ってあげることでファンのみんなが本心を言えるような環境を徐々に作り始めています。もっともっとそこは追及していきたいし、こうやってメッセージをいただいたことによって歌詞が生まれたりもするので、お互いの関係性はこれからもつなげていきたいなと思っています。
――この17年の中で、印象に残っているファンとのエピソードをぜひ教えていただきたいです。
マオ 直接、対面で1対1で話すというのをファン旅行でやったんですけど、1分とか2分とかすごく短い時間ではあったんですけど、ひとりひとり話を聞いていくことによって、見えてくるものがたくさんあって、そこで考え方もまた変わりましたね。もっともっとちゃんと1対1を意識しようってすごく思いました。
ずっと長く応援してくれてる子のことは顔も名前も覚えているんですけど、そういう子に対しても、「あ、本当はこういう子だったんだ」というのが初めて見えてきたりしました。そこはびっくりしましたね。
――マオさんにとってファンというのはどんな存在ですか?
マオ 存在がどんどん変化してきているなって感じています。最初は「応援してくれている人」でした。そこからいいことも悪いことも一緒に経てきて「見守ってくれている人」に変わってきて、最近では「成長させてくれる人」という一面もあるので、いろんな存在に変わってきています。
ファンの人も僕らとの関係性は徐々に変わってきていて、活動のしかたとかも変わってきているというのもたぶんそういうことだと思うんですけど。
そのときのシドの時代時代に合わせた活動をやっていかなきゃなって思います。結成当初の感じでずっといっていたとしたら、ファンとの距離ってどんどん広がっていたと思うので、そこはお互いの歴なんかを見ながら、やっていきたいなって思っています。
――今、成長させてくれる存在でもあるとおっしゃいましたが、どういうところでそれを感じていらっしゃるんでしょうか?
マオ 「ゆるしてくれたとき」ですかね。上手くいかなかったときや失敗や挫折を包み込んでくれたとき、ゆるしてくれたときに初めて心の底から、この人たちのために頑張ろうって思ったんです。それはもちろんずっと思っていたことではあったんですけど、心の底から思えたのはそこだったので、そこで関係性がグッと変わりました。
――「ゆるしてくれた」と思ったタイミングというのは例えば?
マオ そういったタイミングは何回もあったんですけど、一番大きかったのは、体調を崩して、復活したときです。すごく待っていてくれたなというのを感じました。
あとはソロを始めたタイミングもそうです。いろんな声がある中で、それでも着いてきてくれたたくさんの人たちが今も包み込んでくれているなあと感じています。最近でもそういうタイミングはあったし、それはこれからも続いていくのかなって思います。その関係性はすごく自分の原動力になっています。
Part2は近日公開予定。Part1に引き続き、メンバーが今感じているファンへの思い、そして、それぞれの印象に残っているファンとのエピソードを訊いていく。
配信シングルリリース情報
第一弾 『ほうき星』
2020.11.23 Release!!
作詞 マオ / 作曲 Shinji
第二弾 『siren』
2020.12.7 Release!!
作詞 マオ / 作曲 御恵明希
第三弾 『声色』
2020.12.21 Release!!
作詞 マオ / 作曲 ゆうや
ニューシングル『ほうき星』リリース情報
『ほうき星』
2020.12.23 Release!!
【初回生産限定盤(CD+写真集)】¥2,273+税
【通常盤(CD)】¥1,364+税
<CD収録内容>
■初回生産限定盤(CD+写真集)
¥2,273+税
<CD>
1. ほうき星
2. siren
3. 声色
<写真集>
撮り下ろしブックレット付属
■通常盤(CD)
¥1,364+税
1. ほうき星
2. siren
3. 声色
▼配信LIVE情報
SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~
2021年1月14日(木) START 20:00
ニコニコ生放送 / ローチケ LIVE STREAMING / イープラス Streaming+ 3社同時配信!
詳細はシド オフィシャルサイトをご覧ください。