『罪の声』 ©2020 映画「罪の声」製作委員会

5位『罪の声』

小栗旬と星野源のダブル主演作は、先週4位から5位に。

原作は、第7回山田風太郎賞を受賞した、塩田武士による同名小説です。昭和最大の未解決事件をモチーフに、新聞記者と事件関係者の男性が事件に翻弄されていく様が描かれます。

共演は松重豊、古舘寛治、市川実日子ほか。土井裕泰が監督を務め、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『MIU404』の野木亜希子が脚本を担当。

昭和最大の未解決事件の真相を追う新聞記者の阿久津は、犯人グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか疑問に思っていた。同じ頃、曽根は自分の幼い頃の声が録音されているカセットテープを見つける。そのテープの声は脅迫テープの声と同じで……

4位『10万分の1』

『10万分の1』 ©宮坂香帆・小学館/2020映画「10万分の1」製作委員会

白濱亜嵐と平祐奈のダブル主演で、人気漫画を実写映画化した本作は、4位に初登場。

『旅猫リポート』の三木康一郎監督が、宮坂香帆の同名コミックを映画化したラブストーリーです。

難病にかかった女子高生と、彼女を支える同級生の青年との運命の恋を描きます。主演はEXILEのパフォーマー、GENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダーとして活躍する白濱亜嵐と、『honey』など主演作の相次ぐ平祐奈。共演は優希美青、白洲迅、奥田瑛二ほか。

剣道部に所属する高校生の桐谷蓮と、同部のマネージャーを務める桜木莉乃は中学時代からの仲良しグループのメンバー。互いに好意を抱きながら、仲良しゆえにそれを口にしないできたが、蓮の告白でふたりは付き合いだす。だが、少しして莉乃の体に異変が起きる。

3位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』

『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』 ©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会

綾野剛と北川景子が挑む衝撃のクライム・サスペンスは先週と変わらず順位をキープしています。

中山七里による同名小説を深川栄洋監督が映画化。凸凹コンビの刑事ふたりと、安楽死を手口とした連続殺人犯の攻防戦を描きます。共演は岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ほか。

終末期患者の連続不審死事件の捜査に乗り出した、敏腕刑事・犬養と高千穂。ふたりは、依頼を受けて患者を安楽死させる“ドクター・デス”と呼ばれる医者の存在に辿りつく。そんな“ドクター・デス”に、腎臓病を患う犬養の一人娘が安楽死の依頼をしてしまう。

2位『STAND BY ME ドラえもん2』

『STAND BY ME ドラえもん2』 ©Fujiko Pro / 2020 STAND BY ME Doraemon 2 Film Partners

『STAND BY ME ドラえもん2』も先週と変わらず2位をキープ。

土日2日間で動員23万5000人、興収2億9400万円をあげており、累計では動員88万人、興収11億円を突破しました。

本作は、2014年に公開され大ヒットを記録した、フル3DCGによるドラえもん映画の第2弾。

原作漫画でも名作として名高い“おばあちゃんのおもいで”をベースにオリジナル要素を加えて再構築し、さらに前作で描かれた、のび太としずかの結婚をめぐる物語の続きも描かれます。監督は前作に引き続き、山崎貴と八木竜一。

ある日、ドラえもんとのび太は、今は亡きおばあちゃんが繕ってくれたくまのぬいぐるみを見つける。のび太はおばあちゃんに会いたくなり、タイムマシンで過去に。そこでおばあちゃんに、のび太のお嫁さんを見たい、と言われたのび太とドラえもんは未来へ飛ぶ。

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』は公開7週目も首位をキープ! 土日2日間で動員71万2000人、興行収入は10億500万円をあげており、前週比は動員でー4.8%、興収ではわずかー2.7%と絶好調です。

そして累計では動員2053万人、興収275億円を突破。

歴代興収ランキングでは『タイタニック』(最終興収262億円)を抜いてついに歴代2位に。歴代1位『千と千尋の神隠し』(308億円)にどこまで迫るのか、記録を塗り替えるのか注目が集まります。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 11/28-11/29)

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
2位『STAND BY ME ドラえもん2』
3位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』
4位『10万分の1』
5位『罪の声』
6位『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』
7位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
8位『魔女見習いをさがして』
9位『きみの瞳(め)が問いかけている』
10位『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』

今週末は『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』『サイレント・トーキョー』『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』『魔女がいっぱい』『ミセス・ノイズィ』『燃ゆる女の肖像』などが封切られます。

『サイレント・トーキョー』 ©2020 Silent Tokyo Film Partners