5分も離れられない! 怖がりな私の「ジーナ式」実践法
「ジーナ式」のキモは、「先読みして赤ちゃんのニーズを満たすこと」。
「お腹がすいた」「おむつが濡れている」そんな基本的な不快のニーズを先回りしてクリアしておくことで、眠りにつくための5〜10分、一人で寝かせて様子を見ることができるわけです。
詳細は本で確認していただくとして、本来はベッドに寝かせたらベビーベッドのバーを閉じて、一度、部屋から退出するのがジーナ式なのですが、育児初体験の私にとって、「泣いている赤ちゃん」ほど放置できないものはなかったですね…。
5分たって戻ったら息していなかったらどうしよう、なんて乳児突然死症候群(SIDS)への恐怖も結構ありました。
クセを付けなければOKと解釈してみた
メンタル的に無理なものは無理なので、どうしたかというと、本の拡大解釈です。
要するに、抱っこやゆらゆら、トントンや授乳など、「それがないと眠れない」というクセをつけなければ良いのだ、という解釈から、真っ暗闇の中、ベビーベッドのかたわらに膝立ちで、極力音も立てず、ただ見守るという結論に達しました(笑)。
5年たった今、失敗だったと思うこと
ただね…何もしないというのもアレなんで、手をね、お腹の上に添えてみちゃったんですよ…親の温もり的な…寝付くのも早い気がして、続けちゃったんですよ…。
そして5年経った今、娘は眠るまでの間、必ず私のどこかに触れていたがる5歳児に育ちました。見事に。
手を置くのを我慢していたら、今頃、あっさり「おやすみー」なんて言って一人で寝てくれるのかなとも思ったりもしますが、今となっては、一日の最後に10分程度、娘に触れている時間があるのも悪くないかな、なんて思ったりもしています。ヤケクソではなく(笑)。
白状すると、トントンとかもやっちゃいましたね…。クセにならないように、妙に変速で刻んでみたりして(それもう、完全にアウトだから 笑)。
「ねんね」もそれぞれ違うから気楽に!
実際、あれだけ先回りしてニーズに答えていたら、5〜10分様子を見たって全然大丈夫だったんだろうな、とは思うんです。
が、うちのまめはどうやら「寝ない子」の部類らしくて、夜も意地で起きているタイプ。毎晩、とにかく寝たくなくて、寝たくなくて、でも眠くて眠くて、ギャン泣きしていたので、様子を見るといってもなかなか難しかった、というのはあります。
もしかして、新生児のあまり泣かない時期に私が意志を強く持って、スッと部屋を離れるようにしていたら、大きくなってからもっと泣かさないで済んだのでは…と思うこともありますが、あの時はあの時で精一杯やったし、仕事復帰までに「夜寝る子」に育てることはできたんだから目標は達成できた、と思うことにしています(笑)。
なんにせよ、働く親がぶっ倒れない程度に夜、寝られればいいんですから!
どんなに魅力的なメソッドでも、なんせ、実践するのは子育てルーキーの私たち。
1から10までやり切るのが大事というよりは、自分と、わが子のタイプに合わせて、無理のない範囲内で取り入れていくくらいのスタンスで付き合うと、良い距離感が見つけやすいかな? と思います。
何にせよ、仕事に復帰する予定のママパパにはオススメのネントレなので、良かったらチェックしてみてくださいね!
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