出産入院中、みんな一度は泣いている?
産院によって環境はまちまちですが、大概のことがカーテンの内側で済んでしまう24時間母子同室タイプは、相部屋になった産婦さんとの交流チャンスがほとんどありませんでした。
まともにお互いの顔を見ることができたのは、カーテンが開け放たれる退院の日くらい(同室になった産婦さんたちは同じ日に出産していたので、退院日も一緒)。
母子別室だと、授乳ルームがあったりして、そこで情報交換ができたり、友達ができたりするという話も聞いていたので、その辺りはちょっと寂しかったです。
ただ、プライベートを守るのはカーテン一枚ですから、音は筒抜け。それこそオナラを本気で放つようなことははばかられる環境(笑)。なるべく聞かないようにしていても、うっすらとは同室の産婦さんがどういう状況かが伝わってきてしまいます。
やっぱり経産婦さんは余裕がある(絶対年下だと思うけどスゴイ…)とか、母乳が出ないってめっちゃ泣いてるけど大丈夫か…とか、お隣のギャルはずっと寝てるな(でも頼む、自分の子が泣き出したら起きてくれ)とか。
そんな私はといえば、本気で辛いことがあればあるほど、人前ではヘラヘラしてしまうタチなので、声を押し殺してこっそり泣いていたら(何が辛かったのかはさっぱり思い出せないのだけど)、たまたまやって来た助産師さんに見つかってしまいました(笑)。
めっちゃ真摯に励ましてくれたんですよ…救われましたね…(遠い目)。
当然、周りの赤ちゃんの泣き声も丸聞こえなのがちょっと不安になって、助産師さんに「ほかの赤ちゃんの声で(せっかく寝てるのに)起きてしまうことは…?」と聞いてみたら、食い気味に「ないですよ(笑顔)」と即答が返ってきました。
ってことはさ、本来、アカンボの多くは、多少周りがうるさくっても寝るもの、なんですよね、助産師さんの経験上ね(イマイチ納得いかない 笑)。
そんなわけで、絶対泣きそうになかった若きギャルママが、最後の最後で号泣するのに遭遇し、あぁ、みんなそれぞれギリギリのところで頑張ってたんだなって、ちょっと肩の力が抜けました。
出産直後は特に、何かにつけて「ちゃんとしなくちゃ!」って思いがちですし、周りが余裕シャクシャクに見えたりしますけど、みんなそれぞれいろいろあるよねって思い出させてもらえたというか。
そんなところが大部屋で良かったところかな、と。あ、あと、個室よりは出費は抑えられますしね(それだけかい 笑)。
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