3:子鉄と訪れたい、鹿児島県最古の木造駅舎「嘉例川駅」

こちらは、電車好きの子ども=“子鉄”連れにおすすめのスポット。

1903年1月に営業開始した、鹿児島県内最古の木造駅舎「嘉例川駅」です。歴史が感じられる木造の駅舎は、大人が見るとノスタルジーに浸れる趣きがあふれています。

JR九州主催の「九州の駅弁ランキング」で3年連続1位に輝いた駅弁「百年の旅物語かれい川」(税込1200円、土日祝のみ100個限定)を目当てに訪れる人も多いそう。お弁当は販売から数分で売り切れてしまうほどの人気なのだとか!

無人駅なので出入りは自由ですが、電車に乗るためには、もちろん切符を買ってくださいね。

JR肥薩線が走っているほか、特急列車「はやとの風」の停車駅でもあります。「はやとの風」は5分くらい停車するため、その撮影目的で訪れる鉄道ファンも多いのだそう。

重厚な漆黒のボディがレトロな木造駅舎に停まるさまが映える「はやとの風」。一緒に写真を撮りたい、という方は、時刻表を調べて時間を合わせて行ってみてくださいね。

九州には、テレビアニメ『鬼滅の刃』とのコラボで話題となった「SL人吉」や、丸みのある深い緑のボディが美しい「ゆふいんの森」、黄金の車体に黒い唐草模様が映える「或る列車」など、デザイン性の高い特急が数多くあります。

鹿児島県内を走る特急だけでも、「はやとの風」のほかに「指宿のたまて箱」「いさぶろう・しんぺい」など、名前も外観も特徴的な特急が。子鉄がハマる特急に会いに、停車駅をめぐる「撮り鉄」な旅もおすすめですよ。

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住所/鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2174
電話/0995-45-5111(霧島市観光PR課)
定休日/なし
駐車場/あり
アクセス/電車:JR肥薩線嘉例川駅下車
車:溝辺鹿児島空港ICより約10分

4:厄除けの“アマビエ様”が話題の老舗和菓子店「坂田金時堂

最後に、ここでしか買えない、お土産におすすめの可愛らしい和菓子を紹介。

創業約100年の老舗和菓子店「坂田金時堂」です。数々の鹿児島銘菓はもちろん、現在、期間限定で発売している和菓子「アマビエ様」が話題のお店なんです。

手のひらサイズのちょこんとしたアマビエがキュート! すべて手作りで、1日20個、1家族2個までの限定販売です。2020年の4月から発売し、今ではまとめ買いしていく人もいるほどの人気商品となったのだそう。

求肥を混ぜたやわらかな生地に、こしあんを包んでいます。優しい甘さで、口あたりもとってもなめらか。見た目が可愛いだけでなく老舗の確かな品質に、大人気なのもうなずけます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、疫病退散の妖怪として知名度を上げた「アマビエ」。こちらの「アマビエ様」は、本当なら2020年7月には販売を終了する予定だったところ、コロナが収束する気配がないので続けて売ることにしたのだそう。

コロナには早く退散してほしいところですが、アマビエ様はそのまま販売し続けてほしいですね。

他にも、西郷隆盛が日当山に訪れた際に名付けられたといういわれのある、羊羹をらくがんでサンドした四角いお菓子「角まんじゅう」や、初午祭の鈴かけ馬にちなんだベストセラーの和菓子「鈴かけ餅」など、定番の銘菓が揃っています。

和菓子だけでなく、さつまいもをミルクで練ったあんをアーモンドの粉で包んだ焼き菓子「はやと小町」や、塩キャラメルにクルミを入れてクッキー生地で包んだ、霧島の「新燃岳」をイメージして作った焼き菓子「しんもえ」など、洋菓子にも力を入れています。

鹿児島を舌で感じられる老舗の和洋菓子を、自宅のおやつ用もしくはお土産用にセレクトしてはいかがでしょうか。

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住所/霧島市隼人町内山田1-8-6
電話/0995-42-0007
営業時間/8:30~19:30
定休日/水曜日
駐車場/あり(4台)
アクセス/電車:JR肥薩線隼人駅より徒歩1分
車:鹿児島空港より約20分

フォトギャラリー【鹿児島/霧島】温泉、グルメ…おすすめ「免疫力アップスポット」フォトギャラリー
  • 「麹づくし膳」2,200円(税込)
  • 「ひなた山温泉プリン」300円(税込)
  • 黒豚ハムやソーセージなどのここでしか買えない加工品が並ぶ
  • 薬膳茶や薬膳酒、スパイスセットなどさまざまな商品が並ぶ店内
  • 日当山温泉郷の家族湯文化発祥の店「日本湯小屋物語」

霧島には他にも、霧島高原の豊かな自然を満喫でき、子ども向けのアクティビティが楽しめる「霧島神話の里公園」や、国分平野を望む霧島市の高台にあり、観覧車やゴーカートを備える「城山公園」など、親子で楽しめる公園もたくさん。

また、鹿児島は九州の中でも大分に次ぐ源泉数の多い土地。

霧島市だけでも4つの温泉郷があり、温泉遺産に認定された温泉宿が6か所もあります。たっぷり遊んだあとは、温泉にゆっくり浸かって体をほぐしてください。

神話の里の大自然に癒されて、親子でリフレッシュできる旅になるはずですよ。

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エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。