おもしろさの総量が減る

「オチまで話がスムーズに進むかどうか」というのは、おもしろさを左右する重要な要素ですよね。

どんなにおもしろいオチのある話でも、ブツブツと途中で途切れ、リズムが悪いとそのおもしろさは激減してしまいます。

テレビでおもしろい話を披露していても、オチの前に一回一回CMが入ったらつまらなくなりますよね? て言うか、いちいちゲストの著名人のリアクションなんかいらないんですよ! もうやめてくれ! やめろ!!

そして、前述の通り「噛んだ」というツッコミは確実に話の腰を折ります。これによりその話の持つおもしろさは間違いなく目減りするのです。

もちろん「噛んだ」により少しは笑いが発生しますが、その笑いは腰を折ったことによって失われたおもしろさをカバー出来る量にはなり得ません。

つまり、おもしろさの赤字なのです!!  こんなもん繰り返していたら有限会社オモシロ商事倒産の危機やぞ~~~!!

おもしろさの総量の観点から見ても「噛んだ」発言がいかに不毛で無意味かを見て取れますね。

 

 

 

「噛んだ」は愚か

最後の理由はこれです。

「噛んだ」発言そのものの愚かさは、先までの2つの理由を見ていただければ明らかですね。クソカスです。

そういう少し考えればわかる「噛んだ」の不合理さに気付きもせず、自らの「ややウケ」を優先してドヤ顔で話の腰をボッキボキに折るにかかるその姿勢。

それ自体が愚かと言わざるを得ません! やめろ! もうやめちまえーー!!

愚かがいいか、愚かではない方がいいか…選べと言われれば、誰だって愚かを選びはしません。

愚か者として生きたくなければ、即刻「噛んだ」は封印するべきなのです!

どうしても言いたいときは、相手の話が終わり、なおかつあまりおもしろくなかったときに「いやいや、噛み噛みやし」と、そえる形で使ってはいかがでしょう?

これなら笑いの総量を損ねることもなく、むしろ少し乗せることで黒字化することも可能です。何にせよ反射的に使うのではなく、見極めが大事…ということですね。

 

以上3つの理由から、私は「噛んだ」はもういい加減やめることを強くおススメいたします!!

 

以上、マジ説教に次ぐマジ説教の嵐が持ち味の「もういい加減やめませんか?」のコーナーでした。

これによりみなさまのおしゃべりライフがより一層充実することを祈って、今回は終わらせていただきます。どこかから怒られそうなので次回はありません。

さようなら!

 

 

 

 

 

 

 

No more 「噛んだ」!!
 

とつの:漫画家・イラストレーター。今のところ逮捕されたら「無職」と報じられてしまうので、逮捕されても「作家」と報じられるくらいに早くなりたいですね。将来の夢は、吉高由里子さんと鳥貴族に行くこと。公式サイト:腐海曼陀羅