あの大人気スイーツが食べられる!「4つの顔を持つバル」
7月5日は、バスクチーズケーキの日。
バスク地方のサン・セバスチャンにある「ラ・ヴィーニャ」(1958年創業)で誕生した焼きチーズケーキが、日本に初登場したのが2018年7月5日だった。
作ったのは、白金の「GAZTA(ガスタ)」。ラ・ヴィーニャで修業したシェフが、白金でバスクチーズケーキを再現したのだ。
これまでに体験したことのないとろけるような食感と濃厚な味わいが人気を呼び、ガスタの名が天下に鳴り響いた。
バスクチーズケーキの日に先立つ3か月前の4月1日。ガスタの系列店「バスクバルHIKIXOU(ヒキショウ)」が、白金にオープンした。
ガスタのバスクチーズケーキだけでなく、バスク地方のうまい料理をメニューに掲げている。
朝バル:絶品バスクチーズケーキ&人気パティスリーのクロワッサン
この店の特徴はたくさんあるけれど、特筆すべきは朝8時から営業していること。
バスクチーズケーキ(650円)はもちろん、料理や飲み物を供する「朝バル」を売物にしている。
朝バルでは、ガスタとヒキショウの母体で、ヒキショウの隣りにあるパティスリー「メゾン・ダーニ」が焼いたクロワッサン(350円)も食べさせてくれる。
フランス産発酵バターをふんだんに使っているので香りも風味も豊か。サクサクでパリパリの食感と、バターの芳烈な香りが心地いい。
「メゾン・ダーニでもクロワッサンを販売していますが、このクロワッサンは朝バル専用に焼いてもらっています」
と教えてくれたのは、この店で腕をふるう宮﨑恵太シェフ。
じつは、バタートースト(300円)もうまいらしい。むろん食パンはメゾン・ダーニ製。生地にオリーブオイルを練り込んでいるそうだ。いったいどんな香りなのか風味なのか。パン好きとしてはぜひ食べてみたい。
スペインオムレツの「トルティージャ」(680円)もある。
「トルティージャには、トマトやピーマンなどをオリーブオイルで炒め、唐辛子を加えて煮たピペラードを添えてお出しします」
この2品にコーヒー(500円〜)があればパーフェクト。「休みの日なら、朝からワインもいいと思います」
昼バル:未体験! エキゾチックなランチを堪能
朝バルが終わったら「昼バル」。昼には昼の顔がある。バスク地方の伝統的なひき肉料理「アショア」(スープ付きで1380円)を提供。
ちょっとスパイシーで、とろみがかったひき肉料理に、チーズとポーチドエッグをトッピング。
一見キーマカレーのようだが、カレーとはひと味もふた味も異なる、未体験のバスク料理と出会えるはずだ。
「特製の唐揚げやバスクチーズケーキも食べていただけます」