スージー(高崎晃) 撮影/岩佐篤樹

――なるほど。そういえば、ラウドネスの事務所名も株式会社 カタナミュージックですもんね。

高崎:そうそう。

井上:そういう意味でも、日本だけにとどまることなく、世界に向けて発信していけるプロジェクトになって、この先もシリーズとして続けていけたらいいなって思うよね。同じ志を持った人たちが集まってやっていけるプロジェクトになったらいいなって。

高崎:そう。本当にそう思う。

――今回のLAZYの配信ライブが、第一歩、ということになるわけですけど、小学校からの同級生である一原さんという存在が発起人のひとりというのも、すごく意味のあることだと思います。

井上:そう。本当にそれは強く思いますね。世の中がこういうことになって、いろんな業界の人たちや、いろんな関係性の人たちと力を合わせることって、すごく大切なことだと感じているんです。

影山:このイベント自体、タッカンと一原くんが中心に動かしてくれているので、本当に信頼しているし、今までに無かった様な試みにも挑戦していけるんじゃないかな?って思っています。

「7 SAMURAI PROJECTは、ずっと続けていけるプロジェクトに」

――そうですね。今後の展開としては、どのようなことを考えていらっしゃいますか?

高崎:今後の展開としては、本当にいろいろと考えてます。今のところ第二弾あたりまでは現実的な話もでているので、確実に実行できるんじゃないかなと。

影山:今は無理だけど、海外での活動とかも巻き込んでいけたらいいよね。

高崎:そうやね。この先、ワクチンとかで世の中がどう変わっていくかわからへんから、ほんまに先が見えへんけど、ずっと続けていけるプロジェクトになったらええなって思ってます。

影山:高崎晃の影響を受けているギタリストって、世界中にいると思うんですよ。そういう人たちとタッカンがコラボしてもいいんじゃないかなって思うし、本当にいろんなことができると思う。

――世界の高崎晃でもありますからね。

高崎:いろいろとやりたいことは広がるよね。きっとコロナというものがなかったら、なかなかこういうプロジェクトを立ち上げるという発想になっていなかったかもしれへんし。それはいいきっかけとして前向きに考えていけたらいいなと思うよね。

コロナ禍で聞くのは暗いニュースが多いけど、フェンダーとか、このコロナ禍でアコースティックギターがめちゃくちゃ売れたみたいやからね。在宅勤務やステイホームという時間のなかで、自分の時間が増えたから、昔触ってたアコギでも久しぶりに初めてみよか、って人がギターを買ったみたいで。

影山:あ、僕もそれでピアノ始めたからね! こんなに時間を持て余すなんてことは無いから、これは無駄にしちゃ勿体無いって思って、ずっとやりたいなって思っていたピアノを始めたんだよね。

井上:そういう時間が持てたり、考え直すきっかけになったのはすごく大きいことだよね。そういう意味でも、今まで一緒に何かをやりたかった人や、新たなことへの挑戦という意味では、すごくいい時間になったと思う。そうやって、前向きに考えていけたらいいなと思うよね。まさに、この『7 SAMURAI PROJECT』も、この状況下だからこそ生まれた企画だと思うからね。

高崎:そう。みんな人間は与えられてる時間は同じなので、そこで勉強する人もいれば、寝てるだけの人もいるやろし。その時間をどうやって活かしていくかが、人間としてすごく大事なことやと思うし。僕らラウドネスでは、この機に2枚組のアルバムを制作したりもしてたからね。いろいろと規制がある中でも前向きにやっていかなあかんなと思うので。今回の『7 SAMURAI PROJECT』は、そういう思いがあっての立ち上げでもありましたからね。