2年ぶりの撮影は「夏休み明けの同級生みたい」
――物語の中の時系列は前作から続いているのですが、実際の佐野さんは2年の月日を過ごしているので、そこでの変化が影響することはなかったですか?
観てくださる方にそういう僕個人の変化を見せてはダメだと思ってやっていました。やっぱり当時の僕とは考え方とか、いろいろと違っている部分はあると思うので。ただ(役に臨む)スタンスとかは変わっていないですし、台本を覚えるのが早くなった、とかもないです。相変わらず大変です(苦笑)。
――2年ぶりに撮影現場に入ったときはどんな感じでしたか?
(伊井野ミコ役の)影山(優佳)さんだけは今回初めましてだったので、「よろしくお願いします」みたいな感じでしたけど、他はもう夏休み明けの同級生みたい(笑)。特に緊張感もなかったですね。
――佐野さんのクランクインはどのシーンでしたか?
それが中学時代のシーンからだったので、(生徒会のメンバーは)影ちゃん(影山)しかいなかったんですよ。序盤に生徒会室での撮影がなかったから、みんなとも会えないし、僕の中では生徒会室でのコミカルなやり取りが“かぐや様”ってイメージだったから、「なんか俺、シリアスな芝居してるな~」みたいな感じでした(笑)。
――確かに生徒会室でのやり取りはこの作品の肝ですよね。配信されているミニエピソードでも、生徒会室での石上のキャラが発揮されていました。
あれも(撮影期間の)後半、クランクアップのちょっと前くらいに撮ったので、なんか今回は撮影期間がすごく短かった感覚がありました。