優子は尊敬できる人間だなって、その思いはずっと変わりません。考え方も行動も、永遠に尊敬できるし憧れている人です。

特に仕事面での経験が豊富だし、優子自身、いろんな人に出会ってきているから。私が何か仕事のことで相談するときは、一番は優子に相談しているかな。「優子ならどう思う?」って、聞いたりしちゃうというか。

そこはたぶん才加も同じで、仕事のことは私じゃなく、優子に相談していると思うんです。

私たち3人って、マインドが同じだから一緒にいられているけど、知識とか、経験とか…、特に知識でいうと、私のレベルは下なので(笑)。もちろん、生きていることにレベルをつけちゃいけないけど。

優子と才加とは比べものにならないくらい、私は、ふたりの会話に全然入っていけないこともあって。ふたりに相談をするときも、自分とはまったく違うレベルから答えをくれたりするので、“ああ、すごいなぁ”って、いつも思うんです。

大切っていう言い方じゃ、足りないくらいの存在というか、無くては生きていけないというか。一生ものの「縁」だなって思ってます。

--なるほど。「無くては生きていけない存在」ですか。実は今日、もうひとつ聞きたい質問があって。大島さんのように、佐江ちゃんにとっての「無くてはならない」や、「これがないと困る」を聞いてみたいなと思っていて。具体的なものでも、抽象的なものでもいいですよ。

今、質問を聞いて真っ先に思い浮かんだのは「愛犬」です。でも…、こういう回答はつまらないかな? 犬を飼っている人なら、絶対にそう回答するから。

--いえいえ、宮澤家のワンちゃんはやっぱりカワイイですからね。

犬を飼っている人は皆、自分の家のワンコが一番だと思ってると思います。今日も、会いたくて、会いたくて。(第50回)

フォトギャラリー【第50回】「ミラチャイ」連載フォトギャラリー(全13枚)

ここ数カ月間、ブラッシングをした後の犬の毛を集めてるんです。今日は、名古屋に滞在するので、それを持って来ようと思ったけど、持って来なかったんですよね…。

--ブラッシング後の毛を集めるのは、やっぱり愛犬の匂いを嗅ぐと安心できるから?

違うの。匂いはね、犬の皮膚とか、肉球とかからするというか。だから、ブラッシングで抜けちゃった毛をどんなに嗅いでも、匂いはしないんです(泣)。でも、抜けた毛すらも、もう! かわいいんです。

今日は黒い服を着ているけど、1本も毛が付いてなくてさみしいなぁ。

(洋服のどこかに愛犬の毛が付いてないか探す、佐江ちゃん)

好き過ぎて癒されてます。

--確か、『王家の紋章』の稽古のときに、宮澤家の家族になったんですよね。(第4回)

フォトギャラリー【第4回】「ミラチャイ」フォトギャラリー。本編未公開写真も
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