フォトギャラリー【本文未掲載分もあります】「ミラチャイ☆」連載 第44回

--さあ、佐江ちゃん。今回はいよいよ初日の幕が上がったミュージカル『ピーターパン』のお話はもちろん、前回に引き続き、今の佐江ちゃんを形作った子どもの頃のお話をお聞きしていきます。今回もよろしくお願いします。

フォトギャラリー【本文未掲載分もあります】「ミラチャイ☆」連載 第43回

はい、よろしくお願いします!

--前回の最後では、AKBに入った頃、佐江ちゃんは「仕切り屋さんだった」と話していましたが、「皆を仕切る」という、ほかの人があまりやりたがらない立場に、いつの間にか立たされている事もあったのではないですか?

周囲から、“もちろんやってくれるでしょう?” と思われて、“人がやるより自分がやったほうが、作業的にも早く進む”と思うと、“やりたいわけではないんだけどな…”と思いながら、やっていることもありました。

でも「私がやるね」「何でも相談してね」と、最初は言っていたはずなのに、気づいたら自分をどんどん追い込む結果になっていて。そうなってしまったのは、自分を忘れて、人のためだけに動くようになっていたからだと思うんです。

“自分はキャプテンや、リーダーをやるタイプの人間じゃないな”と、最初に思ったのは、中学の頃でした。

部活で、先輩たちが卒業する前に、次のキャプテンを決めるんですが、私の学年は女子がふたりしかいなくて。私か友だちのどちらかが、キャプテンをやらなければいけない状況だったんです。

結局、自分は副キャプテンになって、その頃から、自分はリーダーやキャプテンを支える「サブ」のポジションがぴったりだとわかったというか。

その後AKBに入って、(秋元)才加を支えたり、(大島)優子を支えたり…と、つながっていくわけなんですが、そうしているうちに、やっぱり自分は誰かのサポート役として万能な人材だと気づくことができました(笑)

--中学時代の経験が、AKBまでしっかりつながっていますね。佐江ちゃんは、本当にいつも自分自身を客観的に捉えていますよね。

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