[第40回]宮澤佐江、ミュージカル完走。「舞台に生きる」とは？ 厳しい稽古環境で深まった共演者との関係性。

－－さあ、佐江ちゃん。今回も引き続き、舞台『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』についてお聞きしていきます。よろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします!

－－本題に入る前に、佐江ちゃん。撮影の時に感じましたが、随分ほっそりしましたね。

万年ダイエッターの私ですが、今回の作品で確実に3、4kgは痩せて、何より体脂肪が減りました。

「ミラチャイ☆」でもよく「痩せたい、痩せたい」って言っていると思うんです。だけど、痩せたなっていう感覚がないと、体重計には乗らないんです。数字を見てショックを受けちゃうから。

だから1年以上体重計に乗っていなかったので、スタートの体重がどれくらいかはわからないんですが、今回は痩せました。

作品中は、バターたっぷりの食パンを毎朝食べていたのに、いい感じに痩せられて! でも…、公演が終わって5日目なのに、もう元に戻りつつある。

せっかくだからこの体重をキープしたいなと思ってます。

－－今日で5日目ですか。そうすると、「作品ロス」などはありますか?

私も、大人になったみたいで、そこまでのロスは感じていません。それだけ自分も経験してきたんだなと思います。

達成感もあるんです。限られた時間の中では、やれる事をやったかなと思っています。

－－なるほど。そういえば、劇場でいろいろな年代の方が観劇している中で、佐江ちゃんを観て「『王家の紋章』にで出ていたね」と話しているお客さんもいましたよ。

そんなふうに発見してくれた方もいたんですね。嬉しいなぁ。

『王家の紋章』といえば、次の『王家の紋章』に出演する方が、今回のキャストの中に二人いたんです。とっても不思議な感覚でした。

ライアン兄さんを演じるのは、シュローダー役だった、たっくん（植原卓也）で、ルカを演じるのは、ライナス役だった（岡宮）来夢くんなんです。

ライアン兄さんは「ひとりだけエジプトへ行けなくて、ずっとキャロルを心配して、キャロル、キャロルって言っているよ」とか、ルカはヒッタイト国のスパイだから、いろんなシーンに潜んでいて、ずっと舞台に出ているよって、話したりしました（笑）

－－チャーリー・ブラウンを演じた花村想太さんとは、ストーリーの最終シーンで、台詞のやりとりがありましたね。