友だちや役者の友人たちも皆、この作品のことを聞くと、

「え? スヌーピーを人間がやるの? どういうこと?」って、まずそこを言うんです。

今回、「観に来てね」って、自分からはひとりにも言わなかったんですが、唯一「いつ来る?」と話していたのは、ともーみ(河西智美)だけだったんですが(笑)

役者の友人で、観に来れなかった人も多かったのはすごく残念でした。

でもこの作品こそ、できる人が少ない作品だし、もっと、もっと、皆に声をかければよかったなって、作品をやり終えてから思いました。こんな時期でもあるので、「観に来て」って伝えづらかったこともあったんですが…。

"こんな身近に、幸せっていっぱいあるんだ"っていう、この作品の良さや、伝えたいメッセージのようなものが、もっともっと、広がっていけばいいなと思います。

大きなグランドミュージカルのような「生きるとは?」「死とは?」「愛とは?」というメッセージとはまた違う、ほっこりとした気持ちになれる小さな作品が日本でももっと、もっと、増えて、たくさんの人が観てくれたらいいなって思っちゃう。

"あの台詞って、どういう意味があったんだろう"とか、深く考えずに観られる作品って、現実逃避? というか、非日常の時間を味わえると思うんです。

なので、今回の作品は、このような状況でも観てほしいと思った作品だったし、こういう作品が「明日も頑張ろう」っていう、活力になっていたらいいなと思うんです。

もう、作品の大ファンになっちゃった!

この先も、原作の『PEANUTS』や、自分が演じたルーシー、キャラクターたちへの愛は深まる一方の予感がしています。作品に携わった期間中に、ファンの方がくれたルーシーグッズもめちゃくちゃ大切にしていますよ!

--今回は、ご家族は観に来られましたか。

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