--さあ、佐江ちゃん。今回と次回は、ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』について、たっぷりお聞きしていきますよ! よろしくお願いします。(東京公演:3/30[火]〜4/11[日]、大阪公演:4/15[木]〜18[日]、愛知公演:4/20[火]、長野公演:4/23[金])
はい、よろしくお願いします!
--この回が更新される頃には、すでに初日を迎えていますね。今、お稽古はどんな段階ですか?(編集部註:取材日は2021/3/24)
お稽古は昨日で終わって、次は劇場入りです。
お稽古が大詰めになればなるほど、難しさを感じているところではあるんですが…。
でも、いつもなら不安や悩みを内側に閉じ込めて、鬱々と暗くなってくるんですが、そこまで落ち込まずに、このひと月を乗り越えられたというか。作品のハッピーな世界観や、脚本に支えられたからだと思っています。
--なるほど。ではまず、今回の作品をつくるうえでの難しさについて、そこからお話していきましょうか。
前回もお話したかもしれないけれど、原作の『ピーナッツ(Peanuts)』は、世界中にファンを持つ4コマ漫画なので、ミュージカルも4コマ漫画が一幕、二幕に散りばめられているという感じです。(第35回)
今まで私が出演させていただいた作品だと、幕が開いて、クライマックスに向けてひとつのストーリーが進んでいって、その中で自分は、役の人生や、心の動きを追っていって、クライマックスの感情に持っていく、という感じだったんです。
けれど今回は、クライマックスに向けて進んでいくのは大前提ですが、同じ日に起こっていることではない4コマのシーンが全体に散りばめられているので、自分の中で、シーンとシーンをつないでいくのが難しくて。
前のシーンで言ったひと言が、次のシーンに影響しているかというと、そうではないとか。
こういう感覚は初めてで、お稽古が進めば進むほど、最初はわからなかった難しさがわかってきて。初日まであと1週間をきった今になって、「た…たいへん、難しい!」となっているところです(汗)
--4コマのシーンが散りばめられている、というと、気持ちの切り替えの連続が大変、という感じですか?
うーん、そうではなくて。
すごくヘコんで、次のシーンで元気なる、という感じではないんです。常に高く、明るい状態でいく感じというか。自発的に出すエネルギーがすごくあるので、お稽古もめちゃくちゃパワーを使います。
--それはパワーを使いそうですね。4コマのシーンが散りばめられているというと、想像できるようで、なかなか未知な感じなんですが、観る側の心づもりとして、観方のアドバイスなどありますか?
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