--さあ、佐江ちゃん。今回と次回は、千穐楽を5日前に迎えたばかりのミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』について、たっぷりお聞きしていきます。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします!
--「ミラチャイ☆」スタッフも、観劇させていただきました。前回の取材で聞いてはいましたが、佐江ちゃん演じるルーシーは、本当にたくさんのシーンに出ていましたね。(第38回)
もし、「あんまり出てなかったね」って言われたら、「本当に観てました!?」って言っちゃうくらいに(笑)
--登場人物たちは全て子どもですが、どの年代の人にも共通するテーマを持ったミュージカルでしたね。
そうですね。原作『PEANATS』のとおり、登場人物たちは子どもなので、それぞれが役づくりで子どもっぽいイメージを出していました。
日本版は子供っぽさを前に出していましたが、ブロードウェイ版のミュージカルを観ると、キャストの方は、声を子どもっぽく変えていたりはするんですが、特に子どもっぽさを意識していなかったりするんです。
なので、子供っぽい声や仕草に関わらず、シンプルに面白さもあるし、大人の心に響く作品なんだと思います。
ただ、子どもが言っているからこそ、1つひとつの台詞が、大人の心にストレートに刺さる。よく出来ている作品だなぁ、と思いつつ舞台に立っていました。
すべてがシンプルなんです。派手な装飾がないのも、作品の良さなのかなと思いました。
--そうですね。シンプルといえば、出演者も本当に6人だけで。少ない人数だからこそ、1人ひとりが際立ちますし、逆に、責任の重みもそれぞれあった作品だったのかなと思います。キャラクターが、皆それぞれ印象的でした。
ありがとうございます。
個々が作り上げてきたものが素敵だったと自信をもって言えるし、1人ずつが引き立つように作られている脚本も素晴らしかったと思います。
シュローダー役の植原卓也くんも、ずっと言っていたんですが、「これ以上に可愛い作品には、二度と会わないだろう」って。
「本当にないよね」って、言ってたんです。こんなにかわいい世界で、かわいいセットで、かわいいお洋服を着させてもらえることなんて、なかなかないよね。すごいなぁって。
役者だからできることだし、ミュージカルじゃなきゃできないから、この先もこんな作品に出会うことはないかもしれないから、毎公演、かみしめて演じていました。
--クスクスと笑える笑いにあふれた作品でしたね。
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
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[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。