自分にとって初めてのチャレンジだったんですが、過去の経験がちゃんと身に付いていたのか、「100でやれない」と気付いてから、いい意味でセーブをしてみたんです。
ずっと100で作ってきたものを、70や80に下げるというか、歌や台詞の声や言い回しを、初日の頃とは変えてみたんです。
もちろん、70や80に下げるのは、「表現が追いついてないんじゃないか」って、すごく不安でした。難しくもあったんですが、今回はいい意味で、音響さんに頼らせていただきました。
音響さんは、繊細な音までずっと聴いてくださっているから、状況をすごく理解してくださって。こういう時のために、テクニカルチームの人たちが支えてくれていることも、今回学べました。
甘えてはいけないとわかっているけれど、でも、生の舞台を作っているのは、プロの人たちの集団だから、そこは両手を合わせて「お願いします」とお願いしました。音響さんも、
「よく頑張った!」
「あと、1日ガンバレ!!」
って、言ってくれて、すごく心強かったです。本当に、感謝しています。
それで東京公演が終わった頃かな…、久しぶりにゲネや、初日の頃の録音を聴いてみたんです。そうしたら、
「あ…、自分、声を張りすぎてる」って、思ったんです。
もちろん、お客さまに伝えるために、100でパフォーマンスするのはいいことだけど、でも抑えて初めて気付くこともあるんだって、今回すごくわかったんです。
--佐江ちゃんが、最近よく言っている「良い加減」にも繋がりますね。
本当にそうです!
ルーシーは、基本的にガミガミしているので、悪く言っちゃうと全部、「一本拍子」に聞こえちゃうというか。
--ずっと怒っている、みたいな?
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。