自分自身の気持ちが落ちてしまっている時って、役に入る前段階でより『スイッチ』を入れなきゃいけないので、もうその時点で『嘘』が生まれてしまうんですよね。役を芝居してるみたいな、、。

落ち込んでいるときは、やっぱり本来の自分もつらいんです。自分のテンションや気持ちが落ち着いていれば、その「スイッチ」のレバーの上げ下げも、大きな振り幅はないと思うんです。

でも、落ちているときにテンションを上げるのは、ほんとに…。役者さんって、たぶんそれで、メンタルが削れていくんだと思うんです。

--役者さんは、気持ちの振れ幅が大きい職業だと思うんです。仕事柄、いつも人に見られていて気を張っている分、プライベートにもそれが及んでしまうんじゃないかと思います。

そういうときは私だと、最近はまっている「BTS」の音楽を聞いたり、MVを見たりしています。そうすると気持ちが上がって、「よし! 行って来まーす!」ってなれる。だからやっぱり、ちょっとでもテンションが上がることを考えたり、したりするのって大切ですよね。

--確かにそうですね。役者さんは、自分じゃない人になる仕事ですもんね。大変そうです。

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