でも皆さん、それが楽しくて役者業を続けられているのだと思いますけどね。

すんなりできる役もあるけど、自分ではない人になることが大変と思ってしまった時は、魂が削られる感じというか、、本当に大変です。

--役になりきるうえで、“自分じゃない人になるのが大変”と、思わないことがいいことで。

そうなんです。今、考えると、『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』のルーシー役は、自分でも本当によくやっていたなと思います。

でも、あそこまで楽しくできたのは、あのカンパニーだったからだと思うし、やりがいもあったからで。台詞も多くて、歌もあって。自分の中に、常に緊張感があったから、やらなきゃ! って、目を「バキッ!」とさせてやってました。

(両目をバキッと見開く、佐江ちゃん)

--次の作品では、どんな佐江ちゃんに出会えるのか楽しみです。

子ども役が続いたので、次はちょっと落ち着いた、スイッチの振り幅があまりない役というのを、近々、何かないですかね? 楽しみにしていてくださいね。

--はい、楽しみにしています。それでは、最後になりましたが、今回もたくさんのお話ありがとうございました。また、次回もよろしくお願いします。

はい、ありがとうございました。

次回の更新は、2021/10/15(金)予定です。

撮影:増田慶 スタイリング:藤井エヴィ

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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