(2)「串揚げ禁止」を要求する親
私立の小学校でお弁当に串揚げを入れてきた子どもがいました。
これを耳にした別の保護者が「喧嘩して串で目を突いたら危険なので、串揚げ禁止にしてもらえませんか」と学校側に要求してきました。
道には木の枝や釘だって落ちています。乳幼児期は親が目を光らせて注意を払う必要はありますが、子どもは成長していきますから、いつまでもこれではいけませんね。
(3)毎朝子どもを起こす
小学生高学年になって、自力で朝起きられない子どもに対して、「遅刻させたら大変だ」と毎朝起こすのは?
遅刻して叱られるのは“子ども”ですし、いつまでも親が起こしていると、たまに遅刻をしたとき「ママが起こしてくれなかったから!」と親に責任転嫁してしまいます。自分で起きられるように目覚ましを使って練習させましょう。
(4)宿題代行
宿題代行、これを夏休みに利用している家庭もあります。「宿題をやっていかないで怒られたら可哀想」と思う親心なのかもしれませんが、宿題をしないで学力が定着しなくなるのは本人です。
また、これで先生を騙すことができても、子どもの心は騙せません。子どもは「僕がやったものではない」ことを一番知っています。
「お金を払って宿題を他人にやってもらい、先生にばれなければそれでいい」という経験をさせていることの方が問題なのではないでしょうか。(過去記事「【話題】「宿題代行サービス」賛成?反対?“自由研究1万5000円でも依頼殺到”の背景」)
まとめ
過保護すぎる親を皮肉ってヘリコプターペアレンツ、スノウプラウペアレンツ(=除雪車)というそうです。(過去記事「もしかして私も「ヘリコプターペアレント」? 子どもを見守る適度な距離感とは」)
可哀想な目に遭わないように頭上を旋回したり、障害物を取り除いて回るのは、子どものためにはなりません。
失敗して学ぶことってたくさんあります。あれこれ手を出し過ぎて、子どもの自立の芽を潰さないように気を付けましょうね。