2021年10月8日に発売された、子育て漫画「おとうさん、いっしょに遊ぼ ~わんぱく日仏ファミリー!~ 」。この漫画本を出版したじゃんぽ〜る西先生は、子育て中のパパでもあります。
息子さんの絵本に対する関わり方が気になって、そこから絵本の世界を深掘りしてみたところ、さまざまな発見があったそうです。
そんなじゃんぽ〜る西先生に、作品や絵本の魅力についてお話をうかがいました!
漫画家的にショック!子どもは絵本のストーリーを気にしない!?
ーー「おとうさん、いっしょに遊ぼ」を描いたきっかけはなんでしょうか?
じゃんぽ〜る西先生(以下、じゃんぽ〜る西)「きっかけは2つあります。ひとつは、絵本に対するイメージと実物にギャップを感じたこと。
私は独身時代が長かったのですが、カレンさん(フランス人の妻)と結婚して子育てするようになり、30年以上ぶりに絵本を手に取りました。
すると「この絵本、ここでストーリーが終わってしまうの!?」など、意外な発見が多くて。自分がおぼろげながら覚えていた絵本のイメージと、実物の絵本とにギャップがあったんですよね。
このギャップが面白いと感じたので、一度絵本に関する作品を描きたいと思いました。
『おとうさん、いっしょに遊ぼ ~わんぱく日仏ファミリー!~』Ⓒじゃんぽ~る西/祥伝社フィールコミックス
もうひとつは、子どもが絵本のストーリーを気にしていなかったこと。
私は絵本のストーリーに意外性を感じたのですが、それを自分の子どもが喜んでいたり、まったく気にせず読み終わったりしていたりして、その行動にもびっくりして。
『おとうさん、いっしょに遊ぼ ~わんぱく日仏ファミリー!~』Ⓒじゃんぽ~る西/祥伝社フィールコミックス
ならば「子どもが好きな絵本って、どんな条件があるんだろう?」と、絵本について深く知りたいなと思ったんです」
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